Home > CD & DVD > Artists

 CD & DVD/BD



オードラン, アイヴィン(1956-)

Search results:5 件 見つかりました。

  • 詳細

    シェルデルプ:ブランド/交響曲第2番「ノルウェーに」(トロントハイム響/オードラン)

    ノルウェイの忘れられた作曲家、シェルデルプの作品です。彼はノルウェー最南端の都市、クリスチャンサンに生まれ、19歳の時パリに出て、ショパンの親友として知られるフランショームにチェロ、サヴァールとマスネに作曲を学びました。以降ドイツで活動しますが、1887年カールスルーエで上演された「ニーベルングの指環」を観てから、歌劇と楽劇の仕事に力を入れるようになります。彼の実の妹ハンカは、「日本の声楽の母」と呼ばれる声楽家で1909年に来日し、東京音楽学校(東京芸術大学の前身)で声楽の指導に当たった事で知られます。交響曲第2番「ノルウェイ」は1924年に書かれた、イプセンの戯曲を元にした壮大な作品です。ひとつのモティーフを徹底的に追求し、凝った楽器法を与えられた響きには感嘆するばかりです。(2010/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777348-2

  • 詳細

    バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番/狂詩曲第1番、第2番(スクリデ/ケルン西ドイツ放送響/オートラン)

    Orfeoレーベルにおけるバイバ・スクリデ8枚目のアルバムは、バルトークのヴァイオリンとオーケストラのための作品集。バルトークにとってヴァイオリンは、民族的要素を表現するための重要な楽器であり、数多くの色彩的な作品がヴァイオリンのために書かれています。ヴァイオリン協奏曲第2番は、1956年に「第1番」が発見される以前にはバルトーク唯一のヴァイオリン協奏曲とみなされていた作品で、五音音階と十二音を駆使したエキゾチックな雰囲気を持つ躍動的な音楽です。民謡素材をふんだんに用いた2曲のラプソディは更にユニークな作風。緩-急の2楽章で構成され、多彩な技巧と五音音階が全曲に渡って取り入れられた難曲です。ラトヴィア出身のスクリデは、この3曲に於いて実に共感溢れる演奏を繰り広げました。ゆったりとした楽章ではすすり泣くような音色を聴かせ、速い楽章では熱狂的な凄みのある演奏を披露。また、バックを務めるノルウェー出身の指揮者アイヴィン・オードランはオーケストラから粘り強い響きを引き出し、スクリデの演奏を引き立てています。(2019/09/20 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C950191

  • 詳細

    ボルグストレム:交響詩集 - 思考/ゲッセマネのイエス(トロンハイム響/オードラン)

    ヤルマル・ボルグストレムはクリスチャニア(現オスロ)で熱心な音楽愛好家の父のもとに生まれ、15歳の時にはすでにヴァイオリニストとしての優れた才能を発揮していました。オスロでヨハン・スヴェンセン、マティアス・リンデマンに師事し作曲と音楽理論を学び、2年間ライプツィヒに留学。帰国後は作曲家、教育者、批評家として活動した後、再度ライプツィヒとベルリンで13年を過ごします。1903年にノルウェーに戻り、数多くの作品を書き上げましたが第二次世界大戦後、それらのほとんどは忘れられてしまいました。しかし、21世紀になってようやく2作の歌劇をはじめとしたいくつかの作品が演奏されるようになり、注目が高まっています。このアルバムには同世代のリヒャルト・シュトラウスを思わせる大胆な「思考」と、ワーグナーの《パルジファル》を想起させる瞑想的な「ゲッセマネのイエス」、この2曲の交響詩を収録。グリーグ作品を得意とする指揮者オードランの演奏です。(2024/08/16 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777491-2

  • 詳細

    モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番 - 第5番/アダージョ K. 261/ロンド集 K. 269, 373 (スクリデ/スウェーデン室内管/オードラン)

    バイバ・スクリデが演奏する美しく軽やかなモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集。以前、7~8曲あるとされていたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲ですが、最近では第6番と第7番などが偽作であることがわかり、第1番から第5番までがモーツァルトの真作であると認識されています。他に、単一楽章で書かれた2曲のロンドと「アダージョ」ホ長調もモーツァルトの作品であることが分かっています。5曲の協奏曲は、全てザルツブルクに滞在していた1775年に集中して書かれていますが、モーツァルトはいずれの曲にもカデンツァを書いておらず、奏者が即興で演奏することが求められていました。ここでのスクリデも自身のカデンツァを演奏。指揮者オードランは「スクリデは直観的な演奏家であり、演奏するたびに新たな音楽を発見するので、全く同じことの繰り返しになることはない」と語っており、彼女の溢れんばかりの音楽性を高く評価しています。(2020/09/25 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C997201

  • 詳細

    ヨハンセン:ピアノ協奏曲/牧神/交響的変奏曲とフーガ/ノルウェーのモティーフによるエピグラム(トリンドル/クリスティアンサン響/オードラン)

    ノルウェーの作曲家ヨハンセンは、1904年にオスロ音楽院に入学し、1915年にベルリンに留学し研鑽を積みました。初期の作風はロマン派の様式を継承したグリーグ風のものでしたが、1920年にパリへ旅行した際、ストラヴィンスキーの音楽を聴き、強い影響を受けたためか、その後の作品は新古典派主義の様相を帯びていきます。作品番号のついた作品はわずか36曲のみですが、その他に無数の「番号なし」の作品が存在しており、これらは管弦楽作品から室内楽、歌曲までのさまざまなジャンルに渡っています。アルバムの中心となる「ピアノ協奏曲」は1920年代から構想が練られた作品ですが、結局完成に至ったのは1955年になってからでした。優れたピアニストとして活躍したヨハンセンらしい、古典的な形式と調性感を持つ華やかで技巧的な作品です。他にはドイツ的な堅固さを持つ「交響的変奏曲とフーガ」、精緻なオーケストレーションが魅力的な「パン」。最もノルウェーの民族的な旋律が活かされた「ノルウェーのモティーフによるエピグラム」が収録されています。(2020/04/24 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555246-2