パセーロ, タンクレディ
Search results:4 件 見つかりました。
1930年代から40年代のイタリア・オペラ界の、オールスターによる《アイーダ》です。ローマ歌劇場はスカラ座の対抗馬として、ファシスト時代に著しく陣容を強化されましたが、第2次世界大戦終了1年後のこの録音の時期にも、その余韻は充分なまでに残っていました。指揮は34年以来この歌劇場の指揮者をつとめるトゥリオ・セラフィン(1878~1968)、ラダメスにはベニアミーノ・ジーリ(1890~1957)。このテノールは10年程前からこの役を歌いはじめ、この時期には十八番のひとつとしていました。他の配役にもベテラン歌手たちが勢ぞろいしています。(山崎浩太郎)(2001/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110156-57 |
第二次世界大戦中の1941年、トリノの放送局のオーケストラと合唱団による全曲盤ですが、主役の歌手たちと指揮者は当時のミラノ・スカラ座で活躍していた人ばかりです。ソプラノのマリア・カニーリャ(1905-79)、メゾ・ソプラノのエベ・スティニャーニ(1904-74)、バリトンのカルロ・タリアブーエ(1898-1978)、バスのタンクレディ・パゼロ(1893-1983)という、イタリアを代表する強力歌唱陣の中でもとりわけ輝きを放つのは、テノールのガリアーノ・マジーニ。贅肉のない、雄雄しくも悲劇的な歌声をもったこの名歌手の、数少ない全曲盤の記録です。(山崎浩太郎)(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110206-07 |
ムッソリーニ時代のイタリアでは、ミラノのスカラ座よりローマのオペラ座の方が重用される傾向がありました。この録音はその終盤、連合軍のイタリア上陸直前におこなわれたものです。そのような緊迫した情勢下にもかかわらず、配役は当時のイタリア・オペラ界のスターたちが集められています。中心となるのは、20世紀最高のリッカルド歌いといっても過言ではないベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)。付録ではジーリ以前の人気テノール、アレッサンドロ・ボンチ(1870-1940)や名バリトンのリッカルド・ストラッチャーリ(1875-1955)の歌が聴けます。(山崎浩太郎)(2002/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110178-79 |
ノルマはマリア・カラスが最も愛した役でした。1948年から1965年までの間に92回も舞台で歌っています。このCDは彼女の2回のスタジオ録音のうち1回目のもの。またベッリーニの「ノルマ」の初の全曲録音でもありました。若く瑞々しい声と共感の深いドラマティックな彫込みのカラスのノルマは、歌手としてのカラス、「ノルマ」というオペラ、そしてベッリーニという作曲家、全ての評価を一気に高めたのです。このCDは良質なLPから新たに復刻したもの。本来の密度の濃い音質が蘇っています。余白には20世紀前半の大歌手たちが歌う「ノルマ」名場面集、これも貴重!(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110325-27 |