トリオ・カサドシュ
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このアルバムはオンスロウ(1784?-1853)のピアノ三重奏曲全集の締めくくりとなります。オンスロウはフランスの作曲家とされていますが、作品は当時のドイツ風の味わいを持つため、メンデルスゾーンやシューマンが高く評価していました。古典派とロマン派の過渡的な様式を持ち、端正さと劇的な表現力をバランス良く持ち合わせています。曲によっては、驚くほど半音階的なメロディが見られたり、となかなか興味深い作品が多く存在します。第7 番の三重奏曲 Op.20 は1822 年に作曲されましたが、とても技巧的であり、またロマンティックな第1 楽章のアレグロ・エネルジーコを聴いてみると、当時の彼が完全に自由な作風と形式を得たことが分かるのではないでしょうか。(2011/08/10 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777232-2 |
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認められ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博しました(狩猟時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つでしょうか)。多くの作品を残していますがとりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されているピアノ三重奏曲も才知にたけたもので、特にOp.27はオーベルニュの民謡を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品です。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777230-2 |