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デリアン::クァルテット

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    ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4番、第6番/ピアノ五重奏曲/劇場組曲(弦楽四重奏編)(デリアン::クァルテット/ウゴルスキ)

    ショスタコーヴィチ(1906-1975)の弦楽四重奏曲は、「欺瞞に満ちた交響曲に比べると、比較的彼の素直な心情が素直に吐露されている」とされています。しかしこれは、ショスタコーヴィチの音楽を体制的なものと結びつけていた頃の名残であり、同時代の他の作曲家たちの作品も聴ける機会が増えてきている今となっては、この見解も少し変化しているのではないでしょうか。彼の一連の弦楽四重奏曲を聞く際も、何も構えずに耳を傾けてみればよいのかもしれません。そんな思いを強くするのがこの2枚組です。1枚目は2曲の弦楽四重奏曲、そして2枚目には彼の映画音楽が収録されています。そして最後を飾るのがピアノ五重奏曲(名手ウゴルスキがピアノを担当)。不思議な取り合わせですが、ショスタコーヴィチの音楽を知るには格好のアルバムです。(2016/01/27 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC451

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    J.S. バッハ:フーガの技法/ピエリーニ:かつて私は歌った(デリアン::クァルテット)

    エーゲ海・キクラデス諸島に所在するギリシャの「デロス島」から名前を採ったという「デリアン四重奏団(正式名称 delian::quartettの「::」は彼らのこだわり)。古典派から現代まで幅広いレパートリーを持つ彼らの最新作はバッハの最晩年の名作「フーガの技法」。演奏楽器の指定がないため、これまでにもさまざまな楽器で演奏されており、いくつかの弦楽四重奏団による名演も知られています。デリアン四重奏団は作品を演奏するにあたって「4つの楽器の対話」に重点を置き、フーガの芸術的価値を追求、アルバムタイトルに「Cantai=私は歌った」とすることでその意図を表現しています。アルバムの曲順は綿密に計算されており、途中には現代作曲家のピエリーニが「モンテヴェルディの作品からインスパイア」された曲を挿入、最後には2台の鍵盤楽器用のフーガ2曲が添えられています。「全曲を通して聴き、自らの人生にも思いをはせてほしい」と奏者たちが語る渾身の2枚組です。。(2018/11/28 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC468

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    ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番/弦楽五重奏曲 Op. 29 (コセ/デリアン・クァルテット)

    [デリアン::クァルテット]のデリアンとはデロス島のことで、ここにあの太陽神であり、音楽、芸術の守護神であるアポロが生まれ、また4年ごとの体育、音楽、詩歌の饗宴が行われた、という故事からこの名称がつけられたのです。メンバーはルーマニア、ドイツ、フランス人の混成チームで2007年1月に結成されて以来、広く活躍しているアンサンブルです。これまでにシューマン、ハイドンの作品をリリースし、その伸びやかで表現力豊かな音楽は、若さと円熟を併せ持つものとして高く評価されました。今回のベートーヴェン(1770-1827)は音楽的に一層の厳しさを備え、驚くばかりの高みに昇った演奏です。五重奏曲にはベテラン、コセを交え、高度なアンサンブルを聴かせています。アルバム名の::の意味を知りたいところです。(2013/04/24 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC796