ギャリソン, ジョン
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ストラヴィンスキー(1882-1971)の新古典主義を代表する作品「放蕩息子のなりゆき」は、かなり理不尽で夢見心地な内容なのですが、多くの演奏家たちを魅了してきたことでも知られ、最近では、あの大物指揮者アーノンクールでさえが振ってしまったことで話題となりました。このクラフトのものは様々な演奏の中でもきわめてオーソドックスな解釈として知られるものです。各々の登場人物のキャラの立ち具合、チェンバロまでを含んだ妙に整った音楽。作曲家と実際に親交のあったクラフトならではの説得力ある音作りは、まさに「安心して聴ける」アブナイ音楽と言えるでしょう。(2009/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660272-73 |
20世紀イギリスを代表する声楽曲「われらの時代の子」は、ティペットの出世作で、彼の名前を語り継がせるに足る名作であり、第2次世界大戦の開始時に、人類の人類に対する残酷をテーマに作曲された問題作なのです。ヘンデル「メサイア」をモデルとし、音楽的な頂点は、バッハのカンタータにおけるコラールのように配置された5曲のスピリチュアルです。よく知られた旋律を用い、シンプルにアレンジを施したこれらの5曲において、人類の歴史を通じて虐げられた人々の苦しみがこだまし、聴く者を大きな感動へ導きます。作曲者の自作自演盤は永遠に輝き続けることでしょう。コリンズ・レーベルの移行発売盤です。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557570 |
バラダの問題作「クリストーバル・コロン」(8.660237?38)の続編である「コロンブスの死」の登場です。前作では若干バラダ色が抑えられていましたが、こちらでは冒頭から不気味さ全開。聴き手を時を超えた超現実的な世界へと誘ってくれるのです。コロンブスが西インド諸島へ到着したところで終わった前作ですが、こちらはバルセロナに帰還したコロンブスの到着を讃える場面から始まります。しかし少しずつ物語には狂気と幻想が入りこみ、主人公の精神は錯乱していきます(ここら辺の表現はまさにバラダの面目躍如と言ったところでしょう)。僧による彼のための祈り、時折聞こえてくるインディアンや密林の鳥の声、これらも渾然一体となりますます音楽も混迷の一途を辿るのです。現在一層オペラに力を入れていると語るバラダですが、2009年もマドリードで新作「Faust-bal」が初演されるなど世界的に注目されていることは間違いありません。(2009/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660193-94 |