テイコルツ, マーク
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自身の作品に「フィボナッチ数列」を用いたり、ロシアの民族楽器や日本の琴など珍しい楽器を用いるなど、その特異性が注目されるタタール自治共和国出身の女性作曲家ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-)。このアルバムには彼女による「ギター」全作品が収録されています。と言っても、たった4曲で、その中で独奏作品は2曲のみ。まさにギターの音色を用いた「彼女独自」の世界がどこまでも展開されていきます。最初のトラックの「悔い改め」は3台のギターと、チェロとコントラバスの2台の低弦楽器が醸し出す、絶妙な音世界が魅力です。ここでのギターはまるでハープのように使われたり、また打楽器のように使われたりと、聴き手は既成概念がどんどん崩されていく快感にむせぶことになります。初期の作品「セレナード」は却って異質な世界(普通すぎる?)で、流動的なトッカータも面白いものです。「ソット・ヴォーチェ」も低弦楽器が用いられ、まるでため息のような響きを作り出しています。これは面白いです。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573379 |
コストと言えば常に気持ちの良い音楽、そんな特徴を最もよく表せるのがワルツで、当盤でも「秋の木の葉」(素敵な題名ですよね…)という12曲のワルツ集を堪能できます。これぞ素敵な旋律の宝庫!しかし驚きは14、コストにこんな暗くエモーショナルな作品があったのかと思わせる、重苦しい葬送行進曲(ギターで葬送とは一見不釣合いですが、同時代の作曲家たちも同様の作品を残しています)。後に続くロンドがまた余りにも快適なので、コントラストがちょっと過激かも。いつもながら、奏者の息遣いを直接感じ取れるような録音も素晴らしいものです。(2001/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554355 |
エレガントな演奏が英誌などで評判のテイコルツがナクソスのソル作品集に再登場、また素敵な音を聴かせてくれます。まずは「セレナード」をお聴きください。ソル作品の中でも曲想の変化が激しいこの曲(第2曲が特にチャーミング、終曲のラッパの音も愉快)は、文句無く楽しめます。作品40の「幻想曲」は、ソルの数多い変奏曲の中で評判のもの。その他の小品も合わせて聴けば、ウィーン古典派の大家たちがピアノに託した音楽を、ソルはギターで表現した、そんなすぐれもの揃いであることに気づいていただけることでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553722 |
ポルトガルが起源の古い旋律「フォリア」と、パイジェルロのアリア「ネル・コル・ピウ」。これらは、古今の大作曲家が好んで引用し、優れた音楽を残しています。古典ギターの大家ソルの調理法を、他の作曲家と聴き比べてみましょう。この他、ソルの作品でも演奏機会が多く、緊張感のある楽想が特徴の「グラン・ソロOp.14」やメロディアスな魅力の小品集「ディヴェルティメントOp.13」などを収録しています。奏者の息づかいが伝わる録音です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553354 |