プタセク, コルネリア
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コペンハーゲンに拠点を置くドイツ人の家系に生まれたクレナウ(1883-1946)は、最初はコペンハーゲン音楽院でヴァイオリンと作曲を学ぶも、20歳になる前にベルリンにわたり、マックス・ブルッフの門下に入ります。その後はルートヴィヒ・トゥイレ、マックス・シリングスに教えを受け、ドイツ音楽の伝統を身につけました。指揮者として各地を回り、1919年にはフランクフルト・バッハ協会を設立し、第2次大戦時にはナチスにも重用され、ドイツで華々しく活躍しますが、1940年にはコペンハーゲンに戻り作曲に専念します。そんな彼の作品は、ワーグナー、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウスの影響が強く感じられ、この晩年の主要な作品である交響曲第9番も、当時の主流である十二音音楽の手法はほとんど使われることのない極めて長大で調性的な音楽です。この大規模な編成を持つ交響曲は、彼の死後長らく行方不明になっていて、2001年まで発見されることはありませんでした。そしてさらに13年の年月を経て(その間にコペンハーゲンの王立図書館で編集作業が施された)2014年、ようやくシェンヴァントとデンマーク国立交響楽団によって世界初演されたのです。このアルバムにはその記念碑的録音が収録されています。(2016/09/28 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.226098-99 |