マンソン, ジョナサン
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バロック時代、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の始祖であるルクレール(1697-1764)のヴァイオリン・ソナタ集の第2巻です。第1巻ではヴィオラ・ダ・ガンバをアリソン・マクギリヴレイが担当していましたが、第2巻はジョナサン・マンソンが担当。また違った響きでこれらのソナタに確かなアプローチをかけています。1723年にソナタ集第1巻を出版したルクレールですが、彼自身はもっと学ぶ必要性を感じていたようで、当時の巨匠たちの作品、とりわけロカテッリからは多大なる影響を受け、それらの成果は第3巻と第4巻に如実に現れていると言われます。そのため、それ以前に書かれたこの第2巻(1728年出版)も、彼としては気に入るものではなかったかもしれません。とはいうものの、第1巻と第2巻に漲るイタリアの抒情性をフランスのエレガンスは例えようのない素晴らしさであり、これらを不当に無視することは、人類の至宝を捨て去ることにも等しいのです。旧作8.570888…第1巻 第1番-第4番 8.570889…第1巻 第5番-第8番(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572866 |
伸びやかで大らかな音楽だけど、実はとても技巧的。フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の始祖ルクレール(1697-1764)のヴァイオリン・ソナタ第2巻の続編です。彼の特徴はイタリアの開放的な明るさとフランスの抒情を合わせ持つことであり、この時代では先進的な音楽語法であったのです。彼のヴァイオリン・ソナタのうちこの第2巻は1827年に出版されましたが、譜面の中にはかなり演奏困難な部分も多く、演奏家にとっても試練の場となったようです。何より第1巻のいくつかの作品はフルートでも演奏できますが、こちらの第2巻はヴァイオリンでなければ演奏できない数々の技法が含まれています。不幸な最期を遂げたルクレールですが、彼の作品はどれも豊かに歌う弦の特性を活かし切った上品な美しさが満ち溢れています。第2巻はこの盤で全曲完結となります。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572867 |