ポルメアー, ジェレミー
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20世紀において、回顧的なロマンティシズムに浸るわけでもなく、極端な前衛に走るわけでもなく、フツーに美しい音楽を創る、ということは容易なようで、実はそうではない命題であり続けましたが、フランス生まれのアメリカの女流ルイーズ・タルマは模範解答の一つを与えた作曲家といえましょう。収録曲の大半が、ピアノを中心として、切り詰められた編成による室内楽曲ですが、独特の温かみのある響きは、安心して聴けるゲンダイオンガクといった感じでしょうか。やや異色作ながらユニークなのは、教育用のピアノ作品である「サウンドショット」で、表題どおりの曲想が機知豊かな筆致で描かれています。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559236 |
バウアーは、作曲のみならず、批評や教育といった分野においても大変な情熱を注ぎ、八面六臂の大活躍をしました。そんな彼女の立場をよく表しているのが、ニューヨークの高校生のために作曲された「アメリカの若者の協奏曲」です。伴奏部、ピアノ独奏部とも「大人・プロ仕様」のものと比べると、若干薄めの物となっていますが、それが表現力の弱さではなく、独特の味わいに転化しています。特にケークウォークなどを取り入れ、サックスも大活躍する賑やかな終楽章は、楽しいことこの上ありません。その他の作品も、洗練された響きが素晴らしく、トリオ・ソナタや二重奏曲など、夢見るような美しさと申せましょう。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559253 |