アハ, ビクトリア
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バスクの地方色豊かな作品を生み出し続けたグリーディ、ピアノ曲の分野でも実によい仕事ぶりです。当盤の内容も、素朴系からヴィルトゥオーゾ系まで、大変に多彩なものとなっています。前者の例としては、「バスク民謡」や「8つのスケッチ」の前半分あたりで、加工度の少ない訥々とした響きが魅力的です。一方、官能的な和音打撃の連続で(一瞬メシアン風?)、見事なクライマックスで築き上げる「ハガルの嘆きと呪い」や、華麗な技巧で、陽気な酔っ払いのドンチキ騒ぎを描写する「チャコリを飲んで」などは、演奏者の技量を十二分に発揮できる、第一級のコンサート・ピースとなっています。(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557633 |