セーデルブルム, ヤン(1970-)
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オーストリア生まれの作曲家ハンス・ガル。ウィーン大学で音楽学を専攻、平行してウィーン音楽アカデミー(現ウィーン国立音楽大学)で後進を指導、1919年からウィーン大学で音楽理論の講師を務めながら、いくつかの舞台作品で成功を収めました。しかし、ユダヤ系の血を引いていたため、第二次世界大戦の影が色濃くなる頃ナチスの迫害を逃れエディンバラに移住し、後半生は平穏な生涯を送りました。ガルは終生ブラームスを崇拝し、その作品も決して後期ロマン派の作風から逸脱することはありませんでした。このアルバムには世界初録音の2曲を含む4作品を収録。どれも調性感のある美しいもので、作曲当時の不安な世界情勢や、5か月に及ぶ収容所での経験をにじませることはありません。とりわけ牧歌的な雰囲気を湛えるヴァイオリンのコンツェルティーノや、1957年の「音楽」は晩年のリヒャルト・シュトラウス作品を想起させます。(2024/08/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555623-2 |
【バーバラ・ヘンドリックス蔵出し音源のベルリオーズ】その50年に渡るキャリアの中でフランス歌曲はたいへん大きな位置を占めていたと語るバーバラ・ヘンドリックス。中でも「夏の夜」は重要なレパートリーの一つでしたが、今回初登場となる「エルミニー」「クレオパトラ(の死)」を含むベルリオーズ・アルバムが登場しました。25歳のベルリオーズがローマ賞へ応募し惜しくも2位となった「エルミニー」には、後に「幻想交響曲」の固定楽想へと転用される主題が聴かれます。師のジェニー・トゥーレルへのオマージュであるというこのアルバムで、ヘンドリックスはメゾを思わせる豊かな中低音域と張りのある高音で奥行きのある歌声を聴かせています。(2023/10/20 発売)
レーベル名 | :Arte Verum |
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カタログ番号 | :ARV016 |
フィンランドの後期ロマン派時代に活躍した作曲家メラルティン。若い頃にウィーン音楽院に留学し、ロベルト・フックスに作曲を学び帰国。ロシアとの国境に近いヴィープリで指揮者として3年間ほど活躍。その後はヘルシンキで長らく教職にありました。交響曲やピアノ曲も残しましたが、250曲以上を数える歌曲は、その独特な雰囲気で異彩を放っています。テキストはフィンランド語だけではなく、ドイツ語であったり、このアルバムのようなスウェーデン語によるものなど様々であり、曲調もドイツ後期ロマン派風、フランス印象派風、清冽なシベリウス風など多岐に渡り、メラルティンの多彩な作風が感じられます。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0416 |