Helm, Anny
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バイロイト祝祭劇場でワーグナーの楽劇を録音しようという企画は、1925年の電気録音の実用化とともに立てられ、27年ムック指揮の《パルジファル》抜粋の録音により実現しました。そして翌28年夏に録音されたのが、この《トリスタンとイゾルデ》の短縮盤です。ライヴではなくセッション録音ですが、会場はバイロイトの祝祭劇場、指揮者と出演者もこの年の音楽祭で上演していたメンバーです。第3幕はかなり縮められていますが、第1幕と第2幕のカットは少なめです。付録に、26年と27年にHMVが録音した第3幕の抜粋がついています。(山崎浩太郎)(2003/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110200-02 |
1901年以降、30年間バイロイトに君臨したムック。なかでもパルジファルの演奏は、「唯一にして究極」あるいは「この時代、あの時代ではなく、すべての時代の『パルジファル』」と絶賛されたのでした。ワーグナーの後期作品で顕著な「無限旋律」は、ともすれば骨格を失ったただの流れになる危機をはらみますが、ムックは作品の構成や主題の関連を隅々まで見据え、あたかも作品全体を大伽藍を構築するかのように演奏したのでした。激昂することなく、しかし粛々たる情熱に満ちたムックの棒さばき。バイロイト、ベルリンでの録音による集成版で、残念ながら第2幕が一部しか収録されていませんが、ワーグナーの演奏史上、金字塔を打ち立てたものとして、音楽史的にも要チェックの1枚です。またムックと同時代にメトで活躍し、パルジファルをメト初演したヘルツによる管弦楽組曲も収録されています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110049-50 |