ヤンドー, イェネ(1952-2023)
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ハイドンの交響曲はアイデア満載。当時は珍しいトライアングルなどの打楽器が楽し過ぎる「軍隊」、フィナーレで舞台上の楽員が一人ずつ退場する奇想天外な「告別」、まさにそのまんま「時計」、音楽会で眠る貴族を起こすエピソードがお馴染みの「驚愕」、これだけがロンドンで初演されたわけではないのに何故か初演都市の名がついた「ロンドン」。トランペット協奏曲の根明かさもいいし、ピアノ協奏曲もチャーミング。室内楽のゆったり楽章は和みの時間を約束します。最近なぜか人気のないハイドン、まずはこの一枚から聞いてみませんか。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556668 |
言わずと知れた鍵盤変奏曲の王様、同一主題からの対位法的発展にこだわった作品として、彼自身の「フーガの技法」や「音楽の捧げもの」と並んで、音楽史上における不滅の金字塔といえましょう。3変奏おきに、応答声部の開始を、先行声部から1度ずつ、同度から9度にまでずらした9つのカノンを挿入する離れ業は、まさにバッハのみによって着想・実現され得たものです。このように極めて厳しい拘束条件で書かれたにもかかわらず、音楽としてはまったく自然、自由闊達で美しいのですから、これは人類が成し遂げた奇跡の一つといっても言い過ぎではないでしょう。変化を織り交ぜながら、すべての繰り返しを忠実に実行したヤンドーの演奏は、このピアニストの円熟の境地を示すものといえましょう。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557268 |
長年NAXOSで活躍を続けるハンガリーのベテラン、ヤンドーによる待望のバッハ新録音の登場です。モダン・ピアノで生真面目に中庸を行く表現を貫き通す演奏スタイルは、むしろ貴重となりつつあるかもしれません。収録曲中の横綱格は、堂々たるスケールでオーケストラの響きを鍵盤上で実現する「フランス風序曲」で、バッハの円熟した作曲技術を存分に味わうことができます。その他は若書きの作品が主体ですが、バッハのヴィルトゥオーゾとしての側面がより表面に出ていると言えましょう。「イタリア風のアリアと変奏」、後に三重協奏曲に編曲されるBWV.904の「幻想曲とフーガ」など、火花の散るような華やかさです。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570291 |
ケーテンで楽長をしていた30代のバッハは、すこぶる高価な特注のクラヴィーアを手に入れます。また、息子が楽才を発揮し始めたころであり、その教育用の作品の必要を感じていた折でもありました。この2つの要因が結実して「平均率クラヴィーア曲集第1集」は生まれました。全ての長短調のために書かれ、即興的な前奏曲と入念なフーガから構成された24曲は、まさに壮麗なる音の聖堂。数あるバッハの傑作中の傑作と言われるこの曲集に、天上のハープのような美しいハ長調前奏曲からじっくりと取り組んで下さい。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553796-97 |