カルットゥネン, アンッシ(1960-)
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世界中で高く評価されるアメリカ出身のヴァイオリニスト、ジェニファー・コー。今作では彼女と深いつながりのあるフィンランドの女性作曲家カイヤ・サーリアホの作品の中からお気に入りの曲を演奏しています。ヴァイオリン協奏曲「聖杯の劇場」は幾たびとなく演奏しているというコーにとって大切な曲。豊かな弦の響きの中に立ち現れる仄かな旋律は、これまでのサーリアホの作品とは一線を画した表現的な作風が感じられます。ヴァイオリンとチェロのための「アウレ」はサーリアホの家の窓の外にある公園の風景を描いた作品。コーとチェリスト、カルットゥネンのために書かれています。他、スペイン語で「触れる」を意味する「トーカル」など、どの曲も遊び心と音への繊細な感覚が溢れる魅力的な作品が収録されています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-183 |
ONDINEレーベルで精力的にリリースを続けているフィンランドの大作曲家カイヤ・サーリアホ(1952-)の新作は、フルートを含む室内楽作品です。ここでは1982年に初めてサーリアホと邂逅し、以降数々のコラボレーションを続けてきたフルーティスト、カミラ・ホイテンガが、最初の出会いによって生まれた作品「翼の簡潔さ」を含む、9つの作品を演奏しています。最も最近に書かれた「影」の中の1曲は、1966年に書かれたもので、この1枚にはサーリアホのおよそ40年間の作風の変遷も収められているのです。「影」は世界初演となります。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1276-2 |
現代における「日本人作曲家」の中で、最も世界中から注目を浴びている細川俊夫(1955-)。彼の新作は発表されるやいなや、その総譜は日本ショット社から出版され世界中へと広まっていくことでも知られています。最近の作品はどれも「自然と人間」との関わりをモティーフとしており、とりわけ「花」の存在は忘れてはならないものでしょう。このアルバムの中の2つの作品「開花の時」と「月夜の蓮」は、そのテーマに沿ったものであり「花が開くまで」の神秘的な瞬間と、その奥に秘められた永劫の時の流れとたくさんの思慕を精緻なオーケストラの響きで表現しています。ホルン協奏曲での移ろい行く色彩的な響き、「月夜の蓮」で瞬時聞こえてくるモーツァルト(ピアノ協奏曲第23番の第2楽章)の愛おしい幸福感は、この作曲家の音楽を聴く喜びを端的に示すものでもあります。「チャント」にも自然の息吹と、伝統の響きの融合が見られ、こちらも敬虔なる祈りの音楽であり、また自然と寄り添いながら生きていく静かな喜びが感じられる内省的な作品です。 ※作曲家細川俊夫による日本語解説付(2014/04/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573239 |