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ラ・ヴェッキア, フランチェスコ

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    マリピエロ:自然の印象/間隙と静寂(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    最近人気急上昇中のイタリアの近代作曲家マリピエロ。このアルバムは、いくつかの世界初録音を含む彼のカタログの隙間を埋める貴重なものとなっています。自然の印象三部作の第1番は、まだ印象派の影響が見て取れる色彩的な曲。ドビュッシーを思わせる柔らかい和声も聞こえてくる美しい作品です。1914年から15年作曲の第2番は荒々しさが加わり、何とも生命力溢れる曲となっています。そして第3番は1921年から22年に作曲されたもので、中でも「カプリのタランテラ」はストラヴィンスキーとまでは言わないものの、命の根源に迫るかのような激しさも見せてくれます(とはいえ、レスピーギにも近いかも)。象徴的なタイトルを持つ「間隔と静寂」も幽玄な作風が見られ、とりわけ第1番の静けさと力強さの対比は見事であり、マリピエロの管弦楽法の素晴らしさを体感することができるでしょう。(2011/11/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572409

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    マリピエロ:毎日の幻想曲/パッサカリア/協奏曲(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    最近、その復興が著しいイタリアの近代作曲家たちですが、その中の筆頭とも言えるマリピエロ(1882-1973)の珍しい作品の登場です。もともとモンテヴェルディとヴィヴァルディの校訂者としてその名を挙げたマリピエロですが、自作はかなり前衛的であり、フランスの印象派の影響を存分に受けていました。もちろん半音階、12音も積極的に用い、難解な作品も生み出していますが、ろでも仄かな叙情性も湛えた不思議な味わいを持っています。このアルバムには3つの作品が収録されていて、そのうち2曲は世界初録音というもの。「毎日の幻想曲」は彼が持っていた、走り書きのようなアイデアから生まれたものですが、これがまた見事な構造を持った音楽です。「パッサカリア」は、厳格な形式を嫌っていたマリピエロにしては珍しいもので、主題の反転、逆転などの手法を繰り返しながらも、少しずつ「ずれ」が生じていくのを見るのが怖いような楽しいような音楽です。協奏曲集はこのアルバムの白眉であり、小さな「前置き」と「結び」を持つ7つの部分からできています。各々の協奏曲で使われる楽器は複数で、いわばバロック期の「合奏協奏曲」のような構造を持った小さな協奏曲の集まりです。優雅なフルート、激しいドラム。そしてねっとりとしたコントラバスなど、楽器の特性も存分に生かされた見事な曲たち、これは本当に素晴らしいものです。(2014/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573291

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    マルトゥッチ:管弦楽作品全集 1 - 交響曲第1番/夜想曲/アンダンテ/カンツォネッタ/ジーガ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    名ピアニストで指揮者、そして19世紀後半の最も主要なイタリアの作曲家であるマルトゥッチは、当時の「オペラ万能主義」から脱却を試みた最初の一人です。指揮者としての彼は、「トリスタンとイゾルデ」のイタリア初演を指揮しているのですが、作曲家としての彼はあえてオペラを作曲することはせず、純粋器楽音楽の復興を目指し、交響曲や協奏曲、室内楽曲を数多く作曲しました。この交響曲第1番は、ちょっと聴くとまるでブラームスのような、分厚い響きと熱いうねりを帯びた大作です。まるで歌曲のような4曲の小品がまた絶品です。(2009/05/27 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570929

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    マルトゥッチ:管弦楽作全品集 2 - 交響曲第2番/主題と変奏/タランテッラ/ガヴォット(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    ベルカントから純音楽へ・・・「オペラではないイタリア音楽の再生」を図ったマルトゥッチ。彼の最高傑作の一つ、交響曲第2番です。この曲は1904年に完成されたブラームスとシューマンへの思い入れを感じさせる堂々たる大曲です。当時「演奏反対運動」が巻き起こったにも拘わらずマルトゥッチは各地で初演を断行、以降はこの曲を愛したトスカニーニによって演奏が引き継がれたという曲、交響曲としての完成された形と、メロディ、語法全てがバランス良く集積された聴き応えのあるものになっています。(2009/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570930

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    マルトゥッチ:管弦楽作品全集 3 - ピアノ協奏曲第1番/追憶の歌(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    その生涯に1 曲もオペラを書くことがなく、初期に書いたミサ曲なども長らく上演されなかったマルトゥッチ(1856-1909)の唯一愛されている声楽曲が、この「追憶の歌」です。当時のイタリアでは管弦楽伴奏の連作歌曲というものの存在が知られておらず(彼は恐らくベルリオーズの「夏の夜」は知っていたと思われますが)その面でもきわめて珍しい作品として評価されることでしょう。曲の雰囲気は「四つの最後の歌」にも似た甘やかでデリケートなもの。幽かに胸が締め付けられるような黄昏の美しさを存分に湛えています。ピアノ協奏曲は23 歳の若き時期の作品です。(2009/07/29 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570931

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    マルトゥッチ:管弦楽作品全集 4 - ピアノ協奏曲第2番/楽興の時とメヌエット/ノヴェレッタ(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    大好評、マルトゥッチ管弦楽作品集の第4集は、彼の作品の中でも最も有名な「ピアノ協奏曲第2番」を中心に収録しました。このピアノ協奏曲は、あのマーラーが生前最後にカーネギー・ホールで行った演奏会のプログラムに含まれていたことで知られています。(当時、すでに体調が悪化していたであろう彼にとっては、この大曲を指揮するのはかなり大変だったのではないでしょうか?)第1楽章は演奏時間こそ20分と長いものの、次々と現われては消えていく雄大で美しいメロディを追うだけでも楽しいですし、それに続く夢のように美しい第2楽章ラルゲットと、華やかで息詰まるようなオケとピアノの対決が楽しめる第3楽章も聴きどころ満載です。後期ロマン派の最後の輝きを存分にお楽しみください。余白に収められた小品も、これまた味わい深くて何だか得した気分です。(2009/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570932

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    マンチネッリ:ヴェネツィアの風景/「クレオパトラの悲劇」のための6つの交響的間奏曲(ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    19世紀から20世紀にかけて、イタリアを席捲していたのは華やかなオペラでした。そんな中「器楽音楽を復興しよう」と立ち上がったのがレスピーギやカセッラ、マルトゥッチであることはよく知られています。しかし、その少し前の世代であり、この運動を発足させた作曲家マンチネッリ(1848-1921)の名前を知っている人がどのくらいいるのでしょうか?彼はボローニャ音楽院院長を経て、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の指揮者に就任。イタリア故国ではヴェルディやプッチーニよりもワーグナーとその系譜にあたる作品を積極的に紹介した人であり、作曲家としてもやはりワーグナー風の壮大な作品を何曲か残しています。とは言え、どちらかというと指揮者としての活動が高く評価されているためか(生地オルヴィエーロの歌劇場には彼の名が冠されている)その作品については、あまり耳にする機会が持てないのが現状でしょう。しかしながら、ここで聴く2つの作品は、まさにレスピーギを先取りするものであり、色彩的で活力に溢れたもの。埋もれさせておくには心底惜しい作曲家です。(2013/05/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573074

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    メルカダンテ:ベッリーニへのオマージュ/ロッシーニの「スターバト・マーテル」の主題によるシンフォニア/クラリネット協奏曲第2番(カサーニ/ローマ響/ラ・ヴェッキア)

    現代において、メルカダンテ(1795-1870)の名前は「オペラ作曲家」として知られています。彼の代表作は「ヴェスタの巫女」や「誓い」などのベルカント・オペラであり、ロッッシーニとベッリーニに続く作曲家として素晴らしい名声を打ち立てたのでした。しかしながら、彼は当時の他のオペラ作曲家とは違い、積極的に器楽のための作品を書いたことでも知られています。もちろんメロディ・メーカーとしての才能は比類なきものであり、このアルバムで聴くことのできる「器楽曲」にも美しいメロディが散りばめられていることは間違いありません。注目はOp.101のクラリネット協奏曲であり、どこかモーツァルトを思わせる典雅な響きの愛くるしさには、思わず胸が高まるのではないでしょうか?一転、ベッリーニのノルマのメロディを縦横無尽に使った「ベッリーニへのオマージュ」は感動的であり、熱烈な愛国心が宿った「ガリバルディ」の勇壮さも特筆すべきものです。(2013/12/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573035