ラーキン, フィリップ(1922-1985)
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英国歌曲における伝統はフィンジからヴォーン・ウィリアムズ、モーラン、ウォーロックなど数多くの素晴らしい作曲家たちに拠って受け継がれてきました。現代においても、数多くの作曲家が新しい作品を発表し続けています。かつて、このような「知られざる新しい歌曲」を専門にリリースしていた「Dunelm Records」というレーベルが存在していましたが、残念なことに現在活動を停止してしまいました。今回は2003年にリリースされたアルバムを復刻、貴重な作品に触れる機会となっています。バリトンのローリンソンが歌う一つ一つの歌は決して前衛的な作風をとることはなく、民謡を基調とした親しみやすい曲調は現代でも愛される魅力を備えています。(2019/07/19 発売)
レーベル名 | :Diversions |
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カタログ番号 | :DDV24168 |
イギリスの作曲家ディキンスンの作品は、まるで万華鏡を覗くかのように、曲によってスタイルが違います。例えば、以前リリースされたオルガン作品集(8.572169)での古典的な雰囲気を頭の中に準備してから、ここに収録された「ヨハネの黙示録のためのミサ曲」を聴くと、そのあまりの違いに驚いてしまうことでしょう。典礼文を死者たちの叫びが直接響いてくるような響きに載せて描いた音楽は、あまりにも衝撃的で、その恐ろしい様相に打ちひしがれてしまう人もいるかも知れません。かたや「5つの偽作」は同時期の大作曲家たちの作風を揶揄しています。イギリスの大詩人、フィリップ・ラーキンの告別式で演奏された「ラーキンズ・ジャズ」は11の部分からなるナレーターとアンサンブルのための作品です。現代的な響きの中に溶け込むジャジーな音色は妙な気分を否が応でも盛り上げます。(2010/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572287 |
今、アイスランドで最も注目されている作曲家・指揮者ダニエル・ビャルナソンのDACAPOデビュー・アルバム。全曲世界初録音。「大地からエーテルへ」というタイトルのように、どの作品も最後は空気に溶け込むように消えていきます。ビートの利いたパッサカリアによる始まりが印象的な「弓から弦へ」、震える音がオーケストラの隅々までゆっくりと広がり大音響になり、あっけなく消えて終わる「Over Light Earth」、友情や愛をテーマに無調ながらもマーラーの「大地の歌」を思わせる旋律が耳をとらえる「ラーキンの歌」の計3曲を収録。(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :8.224746 |
デトロイト生まれの作曲家・ピアニスト、ウィリアム・マクレラン。特に合唱音楽の作曲家としてアメリカで人気があります。冒頭の「カエドモンの賛歌」は7世紀のイギリスで書かれたテキストによるもので、4人の合唱団員による古代英語の朗読ではじまり、それに続く合唱とオルガンが世界の創造の物語を描きます。「ヘイル・ラヴリー・アンド・ピュア」は15世紀に北イングランドで書かれた神秘劇「ウェイクフィールド・マスター」に作曲したもの。「最後の贈り物」は、古代ローマの詩人ガイウス・ウァレリウス・カトゥルスが書いた、亡くなった兄弟を悼む哀悼詩。同じ経験を持つマクレランはこの詩に強い共感を抱き、素晴らしい作品を書き上げました。「ピアノのための5つの小品」も詩からインスピレーションを得た作品で、初演者のブレア・マクミレンによる録音です。歌曲には時に民謡風な味わいも感じられ、アルバムに彩りを添えています。(2022/07/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559906 |