マルグリス, ユラ
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楽器への強いこだわり、そして作品への強い思い入れ。この2つで知られるドイツのピアニスト、ユラ・マルグリス。これまでにもリストやシューベルトの作品で主張の強い演奏を披露し、多くのファン(楽器マニアも含め)を獲得しています。今回は作品への思い入れが強く表明されたアルバムをリリース。声楽のための作品や、弦楽四重奏曲などを自由自在にピアノ独奏曲へと変貌させています。そして彼が2台ピアノのために編曲した「禿山の一夜」で共演しているのは、マルタ・アルゲリッチ。激しく、そして蠱惑的な世界が目の前に開けます。(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC453 |
2011年はリストの生誕200年ということで、本当に数多くのアルバムが各社からリリースされ、リスト好きの心を大いに満たしてくれたことは間違いありません。しかしながら、室内楽の分野は未だそれほど認知度が高いとは言えないのが本当のところです。このヴァイオリン作品集は、既にリリースされたチェロ作品集(OC-415)と併せて、知られざるリストに光を当てるための貴重な録音の一つとして評価されることでしょう。ここでピアノを演奏しているユラ・マルグリスは、リストやブゾーニなどのトランスクリプション物を得意としているピアニストですが、華麗な技巧をひけらかすよりも、曲の構造をじっくりと探求し、複雑な音の絡みを具現化するタイプの奏者です。ここに収録されている「ペトラルカのソネット」も、彼自身が、原曲となるピアノ・ヴァージョンと、3つの異稿版が存在する歌曲全てを研究した上で、ヴァイオリンとピアノ版に編曲しているというのですから、やはり研究者肌の色合いが濃くなっているのも頷けるというものです。また、フバイによる「ハンガリー狂詩曲」も珍しい作品で、こちらも滅多に耳にする機会はありません。リスト自身は、ピアノ以外の楽器の独奏曲に関心がなかったようですが、できることなら、パガニーニを敵に回すほどの多数のヴァイオリン曲を書いてほしかったものです。ヴァイオリンを演奏するアリッサは、アルゲリッチ音楽祭などで知られる俊英です。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC403 |