ベック, コンラート(1901-1989)
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フォックストロットとはダンスのための音楽の1ジャンルで、もともとは19世紀末アメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーでアクションの激しい音楽です。第一次世界大戦後の1920~30年代、ヨーロッパでは人々の憧れであったアメリカ文化の象徴として流入してきたジャズやフォックストロットが大流行。観光名所であったスイスにもその流行は波及し、さる高級ホテルのオーナーが「本物のジャズが聴けるのは、こことロンドンのサヴォイ・ホテルだけだ」と自慢したほどでした。このアルバムにはスイスとフランスの二重国籍を持つオネゲルの映画音楽からのタンゴやブルースをはじめ、現代ではほとんど名前の知られていないスイスの作曲家たちの世界初録音を多数含むダンス音楽を収録。シリーズを通じて演奏を担当するゴットリープ・ヴァリッシュの華麗な演奏でお楽しみいただけます。(2023/06/09 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP922 |
第一次世界大戦後、才能ある若い芸術家たちがフランスに集結。パリのモンマルトルやモンパルナスで活動を行っていました。1925年、出版業を営むミシェル・ディラールは彼らを「エコール・ド・パリ(パリ楽派)」と呼び、とりわけ才能が突出していたハルシャーニ、タンスマン、マルティヌー、チェレプニン、ミハロヴィチの作品の普及に尽力しました。このアルバムでは、この5人のフルートのための作品に、やはり才能に満ちたスイス出身のコンラート・ベックのソナチネを加え紹介。世界初録音を含む多彩な曲を“オーパス・クラシック賞“受賞歴を持つフルーティスト、タチアナ・ルーラントがピアノのトリンドルとともに演奏しています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC494 |
スイスの作曲家コンラート・ベック(1901-1989)は7曲の交響曲、20曲の協奏曲と小協奏曲、4曲の弦楽四重奏曲、編成の大きな声楽作品及び歌曲など、多くの作品を残しました(彼は同郷のスイスの名指揮者、作曲家パウル・ザッハーからも支持され、彼の多くの作品はバーゼル室内管弦楽団で初演されています)。彼はユダヤの血を引いていたため、戦時中は作品の出版を拒否されましたが、1945年以降はショット社が再び作品を出版するなど、当時としては概ね幸運な生涯を送ったと言えるでしょう。晩年はバーゼルとフランスに交互に住み、現代音楽の普及、促進に努めました。彼の作品自体はすっかり忘れられてしまいましたが、ザッハーの生誕70周年記念の誕生日に、ベックを含むザッハーと親交のあった12人の作曲家の作品が上演されたことがきっかけで、またいくつかの作品が演奏、録音されるようになりました。このアルバムを演奏しているベック=リプシは名前の通り作曲家の関係者で、ベックの息子ハンス・ジェイコブ・ベックの妻です。パリでピアノを学びましたが、その後は30年間以上、ピアノに触れることもなく、1996年に再び演奏を始めてからは、多くの人の熱意と励ましにより印象派と現代音楽を録音するという変わった経歴の持ち主でもあります。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0301 |