コチシュ, ゾルターン(1952-2016)
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新野見卓也(1988-)はブダペスト在住の新鋭。国際基督教大学、一橋大学大学院を経て、リスト音楽院に学んだ。本アルバムは、バイロイト詣が生きがいの “ワグネリアン”新野見が、深い共感と洞察をもって奏する、リヒャルト・ワーグナーへのオマージュである。リスト、コチシュらによるワーグナーのオペラ・トランスクリプション、ワーグナー自身の希少なピアノ曲、リストによるワーグナー追悼作品を収録している。新野見の演奏は俯瞰的でスケールが大きく、名人・横山ペテロの調律と相まって、オーケストラのような色彩感と奥行きを醸し出す。2021年8月、稲城市立iプラザでのワンポイント録音(エンジニア:北見弦一)。新野見自身による書き下ろしライナーノーツも必読。「?トリスタン?冒頭に書き込まれ、日本語ではしばしば「憧れをもって」と訳されるSchmachtendという語以上にワーグナーの音楽を表すのにふさわしい言葉はない。その音楽は、繰り延べられる旋律は、和声の宙づりは、つねになにかに憧れている」(新野見卓也)新野見卓也 Takuya Niinomi(piano)栃木県足利市出身。国際基督教大学(ICU)人文科学科卒業、一橋大学大学院言語社会研究科修了。飯塚毅育英会奨学生として、またハンガリー政府Stipendium Hungaricum奨学生として、2014年よりハンガリー国立リスト音楽院に在籍し2020年に同大学院を修了。現在、ハンガリー国立ダンスアカデミー専属バレエピアニスト。2018年より書道と音楽のコラボレーション企画?音と言葉の間?を栃木高校の同窓生、バリトン荒井雄貴、書家・小杉卓と実施し、舞台芸術の新しい可能性に挑戦している。(2022/07/15 発売)
レーベル名 | :sonorité |
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カタログ番号 | :SNRT2203 |
美しく、自然なメロディーの一つの典型パターン、それはリズム的に似たような音型を、音程を変えながら繰り返すことです。この盤では、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」(20世紀に生まれのメロディーの中の最上のものの一つでしょう!)、あるいはグリーグの「ソルヴェイグの歌」、チャイコフスキーの「白鳥たちの踊り」、さらにはドビュッシーの弦楽四重奏曲までに、その優れた例を聴くことができます。和声的に、対位法的に充実した伴奏に支えられながら、一つの耳慣れたパターンが、少しずつ彩りを変化させ繰り返されていくとき、無上の心地よさが訪れます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556602 |