グヴィ, ルイ・テオドール(1819-1898)
Search results:9 件 見つかりました。
【詩聖ロンサール生誕500周年。徹底して古楽器で巡る、同時代と近代の瑞々しい作曲例】フランス文化の転機ともいうべき16世紀、ラテン語ではなくフランス語で高雅な韻文を吟じ得ることを数々の名作で実証し歴史に名を残した七星詩派(プレイアード派)の一人ピエール・ド・ロンサール(1524-1585)。その作品は多声音楽の技芸を追求していた同時代の音楽家たちから注目されるにとどまらず、過去の文化遺産の魅力にヨーロッパ人が改めて開眼した19世紀以降も多くの作曲家が関心を示し、歌曲化してきました。フランスの老舗古楽集団ドゥース・メモワールは詩人生誕500年に寄せ、多様なレパートリーを広い音域にわたり緻密な表現で歌いこなす名歌手マルク・モイヨンと共に、ロンサール作品を歌詞にした声楽作品を集めた2枚組アルバムを制作。ドゥース・メモワールは詩人存命中から活躍をみせた作曲家たちの多声シャンソン、モイヨンは19世紀以降の歌曲を演奏しています。Disc 1ではリラの弓奏に合わせて朗読された詩に続けて複数作曲家による同一詩に基づく作例が続き、Disc 2ではグノーやグヴィなど19世紀半ばの作例からラヴェルやフランス六人組の頃まで、ピアノ伴奏歌曲の多様さを聴き比べられます。モイヨンの頼れる共演者アンヌ・ル・ボゼクが奏でるピアノは、透明感とニュアンスに富んだ美音を響かせる1905年製プレイエル。中世音楽とピアノ音楽の両方に抜群の実績を持つ録音技師ジャン=マルク・レネも、さまざまな古楽器の味わいを歌唱の魅力と共に克明に伝えてくれます。16世紀と19世紀の名画をカラー掲載したブックレットも充実、文学側からの関心も満たす内容になっています(仏英独語)。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1069 |
【Grand Pianoレーベル10周年記念企画!】まずはサン=サーンス、サティ、ドビュッシーの曲目に注目。世界初録音曲がずらっと並んでいます。録音にあたって演奏者や研究者が徹底的な楽譜の捜索や校訂を行い、「過去のCD企画を超えるものを!」とこだわり抜いた成果です。ちなみにサティでは最新の研究によって多くの過ちが修正された2016年出版のサラベール版を使用しています。さらに知名度の低い作曲家のセレクションもユニーク。ベルリオーズがその無名を嘆いたグヴィの初期ロマン派風の連弾ソナタ、ジョスランの子守歌のイメージしかないゴダールを見る目が変わる堂々の3楽章幻想曲、ひたすらに深遠で巨大なダンディのソナタなど、フランスピアノ音楽史の路傍の銘花をじっくりと堪能できるBOXセットです。 ――吉池拓男(監修)(2022/06/10 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
---|---|
カタログ番号 | :GP900X |
19世紀フランスの作曲家テオドール・グヴィ(1819-1898)。しかし彼が生まれた頃、生地はドイツとフランスの係争地帯に属していたため、フランス国籍を取得できず、希望していたパリ音楽院に進学することができませんでした。結局ドイツで個人的に勉強を続け、そのまま作曲家として活動を始めたのですが、その作風も、ドイツ風とフランス風の中庸であり、没後はそのまま忘れられてしまったという人です。そんな彼の作品は交響曲をはじめ、声楽曲、そして器楽曲など多岐にわたりますが、そのピアノ曲の多くは4手のために書かれています。1860年台に書かれたこの3つのソナタは、エレガントな風情を持つもので、フランスに憧れたグヴィといえども、作品にはシューベルトやシューマンの影響が現れているようです。すっかり忘れられてしまった作曲家ですが、これらの作品には紛れない独創性が感じられます。(2014/11/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
---|---|
カタログ番号 | :GP676 |
19世紀のフランスで活躍した作曲家、テオドール・グヴィ(1819-1898)の珍しい歌曲集です。グヴィが生まれたのは、当時ドイツとフランスの係争地帯、ザール地方であったため、彼はフランスにもドイツにも属することができず、憧れていたパリ音楽院に進学することもできなかったと言われています。そのため音楽は個人的に学び、じっくりとその才能を熟成させたのです。ベルリオーズは彼の作品を高く評価していましたが、結局のところ彼の作品は脚光を浴びることはなく、そのまま忘れ去られてしまったのです。最近になっていくつかの宗教曲や管弦楽曲は演奏されるようになって来ましたが、これらの歌曲については、誰も注目することなく、ひっそりと音楽史の片隅に埋もれていました。今回の歌曲は15曲が初録音、その他も録音されたことはあると言え、オリジナルの調性ではありませんでした。ソプラノのメーエ・ナムはグヴィ作品の研究家であり、彼の作品を積極的に紹介している人です。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
---|---|
カタログ番号 | :TOCC0269 |