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マザー・テレサ(1910-1997)

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    ヴァスクス:主をほめ讃えよ/主よ、平和を与えたまえ/わが主よ、わが神よ/沈黙の果実(ラトヴィア放送合唱団/シンフォニエッタ・リーガ/クラーヴァ)

    2016年に生誕70周年を迎えたラトヴィアの作曲家ヴァスクスの合唱作品集。このアルバムの収録曲はどれも2010年以降に作曲されたもので、70歳記念コンサートで演奏された「Da pacem、Domine=主よ、平和を与えたまえ」をはじめとした3作は2016年の新作です。「時代の絶望の叫び声、狂った世界のための祈り」の音楽であるという「主よ、平和を与えたまえ」、15世紀スイスの神秘的なテキストによる「わが主よ、わが神よ」の厳粛な雰囲気、オルガンの美しい旋律と合唱が“Laudate Dominum”を繰り返すことで生まれる永続性が感じられる、アルバムタイトルである「主をほめ讃えよ」。この曲の最後の部分“Alelulia”に転じてからの荘厳な美しさはまさに21世紀を代表する祈りの音楽です。残りの2曲はマザー・テレサのテキストによる作品で、こちらも深い祈りが込められています。(2018/01/26 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1302-2

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    エセンヴァルズ:合唱作品集(ポートランド州立大学室内合唱団/スペリー)

    ラトヴィア生まれのエセンヴァルスは、現代における最高の合唱音楽作曲家として知られています。彼の作品はとても精緻かつ複雑。合唱団を8つまたは16のパートに分け、拡張された調性を用いた壮麗なハーモニーを紡ぎ出します。このアルバムには自然の美しさを歌った「光の河」、宗教的なテーマを歌った「大海の一滴」「受難と復活」、ネイティヴ・アメリカンの伝説をベースにした「第一の涙」の4曲を収録。イヌイットの伝統楽器が巧みに用いられた「第一の涙」の迫力ある美しさもさることながら、「受難と復活」での驚異的な声の妙技に驚くほかありません。(2017/08/30 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579008

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    エセンヴァルズ:ルカ受難曲/宗教作品集(ラトヴィア放送合唱団/シンフォニエッタ・リーガ/クラーヴァ)

    現代合唱曲の作曲家として、一部のファンの間では熱狂的な人気を誇るラトビア出身のエリクス・エセンヴァルズ(1977-)。このアルバムでは彼の新作「聖ルカ受難曲」を中心に、いくつかの特徴的な曲を聴くことができます。エセンヴァルズにとっては初の受難曲となるこの「聖ルカ」は、8つの部分から構成され、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱、オーケストラによって奏される壮大な作品。作曲にあたり、指揮者クリャーヴァも助言をしたという大作です。また「大海の一滴」と「最初の涙」はマザー・テレサに献呈された透明感を持つ作品で、「天の連祷」はラトビアの詩人フリシス・バールダの神秘的な詩を用いた作品です。複雑な旋律の絡み合いと、そこから生まれる美しい響きに耳を奪われます。(2016/05/25 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1247-2

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    スウェイツ:合唱曲と歌曲集(サンプソン/ギルクリスト/デイズリー/エクス・カシドラ/スキッドモア)

    オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャーの解釈が高く評価されるとともに、ミュージカルなどの彼女自身の作品も好評を持って迎えられています。この「五大陸より」と題されたアルバムでは、19曲の初録音を含む合唱曲と歌曲を紹介しています。「ミサ・ブレヴィス」と4曲の詩篇、シェイクスピアの詩を用いた曲、インドとアフリカの音楽に影響を受けた歌、南北アメリカの民謡を採り入れた歌、そしてオーストラリア奥地の民謡に喚起された歌がバランスよく配置されています。これらを歌うのは古楽系の演奏でも知られるキャロリン・サンプソンとジェイムズ・ギルクリスト、ウィリアム・デイズリーの3人の歌手たち。スウェイツのピアノだけでなく、ギターからドラムやサックス、トランペットまでの多彩な楽器を伴奏に、エクス・カセドラとともに華麗な歌を披露します。(2021/02/19 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:SOMMCD0612