トロティニョン, バティスト(1974-)
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【これぞフランスの美! 俊才集団ヴァン・カイックSQが綴る馥郁たる小品集】ALPHAレーベルでモーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーン……と正統派のレパートリーを中心に着実な録音活動を続けてきた2012年創設のフランスの弦楽四重奏団、ヴァン・カイック四重奏団。ドビュッシーとラヴェルの四重奏曲にショーソンの重要作を加えた2017年作(ALPHA295)以来となるフランス音楽アルバムとなった今回の録音は、これまでとは趣の異なる瀟洒さに貫かれた小品集。フランス近現代のピアノ伴奏歌曲の傑作とピアノ曲を弦楽四重奏向けに編曲、ジャンル越境型のピアニスト作曲家バティスト・トロティニョンがそれらの作曲者5人それぞれに捧げた小品を交えて送る「言葉のない歌曲集」と形容すべきアルバムに仕上がっています。打鍵した瞬間から減衰してゆくピアノの音のテクスチュアを離れ、人間の声のような抑揚をしなやかに描く弦楽器の音に移し替えられたそれらの音楽を、そこかしこで原曲に秘められていた意外な魅力にさりげなく光を当てながら綴ってゆく彼らの演奏は、単なる表面的な洒脱に終わらない深い洞察に裏打ちされており、心地よい流し聴きから一歩踏み込んだ聴き方でも刺激に富んだひとときを与えてくれることでしょう。ジャズ・シーンでの活動も目立つトロティニョンのトリビュート的作品の数々も「なぜそうなるのか」を考える程に面白い、それぞれにスタイリッシュかつ知的な佳品に仕上がっており興趣が尽きません。ヴァン・カイック四重奏団はこのプログラムの一部を2024年5月にサルビアホールで披露して喝采を浴びました。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1067 |
【実力派ジャズ・ピアニストによるシンフォニック・オーケストラのための作品集】2000年のレコード・デビュー以来多数のアルバムをリリースし、数多くの受賞歴を誇るフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。これまでもロックやシャンソンなど様々なジャンルを取り込んだ曲を発表し、その引き出しの多さが大きな魅力である彼ですが、今回はシンフォニック・オーケストラのために書いた作品を集めたアルバムが登場です。とはいえ”シンフォニック・ジャズ”と呼ばれるジャンルとは違い、手法はモダンながらも、どれもクラシカルな管弦楽作品と呼べる曲となっています。トラック1-3ではソロ・ピアノでも参加。映画のワンシーンを連想させるようなメロディとリズムが魅力の、たいへん美しいアルバムです。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA785 |
【カウンターテナーとジャズ・ピアノによる、ポップスのような黒人霊歌】ジョン・エリオット・ガーディナーなど一流の古楽指揮者に信頼を置かれているアメリカ出身のカウンターテナー、レジナルド・モブリー。ジャズやポップスでの活動も多く、プロとしての初舞台は日本のミュージカル・シアターで、当時は東京ディズニーランドのアクター/シンガーとして働いていたのだそう。今回の彼にとって初めてのソロ・アルバムは、黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲を集めたもので、共演はクラシカルな作品の発表も多いフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。黒人霊歌の多くはトロティニョンによるアレンジで収められており、冒頭からフュージョンを思わせるビートに乗せた疾走感溢れる演奏で惹きつけられます。さらに、初の黒人女性作曲家と言われるフローレンス・プライスの作品から、モータウン・レコードのソングライター、バレット・ストロングによるソウル・ナンバーまでを収録、張りのあるカウンターテナーで楽しむことが出来ます。(2023/05/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA936 |