マイヤー, エミーリエ(1812-1883)
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【注目のソプラノ、ゴルダ・シュルツのソロ・デビュー盤、古今の女性作曲家たちによる歌曲集】ドイツ、オーストリアをはじめとするヨーロッパの歌劇場で活躍し、2017年の新国立劇場《ばらの騎士》ではゾフィー役で大きな評判となった南アフリカ出身のソプラノ、ゴルダ・シュルツ。オペラだけでなく歌曲のリサイタルにも積極的な彼女が、デビュー・アルバムのプログラムに選んだのは、ロマン派から現代までの女性作曲家たちによる歌曲集。リュッケルトの有名な詩にクララ・シューマンが作曲した作品に始まり、近年注目が集まるエミーリエ・マイヤーがシューベルトと同じゲーテの「魔王」に作曲した珍しい作品、英国のヴィオラ奏者だったレベッカ・クラークがイェーツの詩に美しい曲をつけたものなど、有名なものから知られざるものまで、独自の感性で選ばれた数々の歌曲を、深い共感を持って歌い上げています。ラストに収められたのは、シュルツと直接親交のある南アフリカのピアニスト、キャサリーン・タッグと、アメリカでオペラの脚本家として活躍するリラ・パルマーによる作品で、ピアノの内部奏法も駆使し、高い緊張感とポップスのように親密な美しさを併せ持っています。ピアノはシュルツとの共演歴の長いジョナサン・ウェア。(2022/04/08 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA799 |
18世紀から19世紀頃、女性が作曲家として身を立てるのはとても難しいことでした。どれほど才能があろうとも、大抵は周囲に反対され、作曲は趣味程度にとどめることを強いられた女性は数知れず。このアルバムに登場する8人の作曲家たちのほとんども、名前すら知られることなく歴史に埋もれてしまいました。クララ・シューマンでさえ、ピアニストとしては大成したものの、作曲家としては夫ロベルトの添え物的な扱いを受けており、彼女の作品がコンサート会場で演奏されるようになったのは、ようやく最近になってからのことです。唯一、シャミナードが出版と演奏活動で経済的に自立できたとされています。しかし、女性作曲家の作品は男性の作品に比べ劣っているわけではないことは、このアルバムを聞けばよく理解できるでしょう。ナジュファー=ナーヴィとシューマッヒャーは、このような知られざる作品の復興に力を注いでいます。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Austrian Gramophone |
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カタログ番号 | :AG0004 |
1812年、メクレンブルク=フォアポンメルン州の町フリートランドで薬局を経営する父ヨハンと母ヘンリエッタのもとに生まれたエミーリエ・マイヤー。早くから音楽の教育を受け、ピアノも演奏しましたが、少女時代には自身の体調や家庭の問題を抱えていたため、作曲家を志したのは30歳近くになってカール・レーヴェに師事してからのことでした。しかし、1842年に作品を出版したところ、すぐに評判を呼び、ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンと並ぶ優れた女性作曲家として脚光を浴びるようになります。このアルバムに収録された2曲の交響曲は1847年に初演されましたが、作曲年代はそれ以前のレーヴェから作曲を学んでいた時期まで遡ると推測されています。しかし完成度は高く、とりわけ第1番は、古典的な枠の中に、独創的な和声をしのばせたユニークな作風を持っており、レーヴェの影響から脱したマイヤーならではの個性が感じられる力作になっています。また「第2番」は更にスケールアップした壮大な作品に仕上っています。(2020/08/28 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555293-2 |
1812年、フリートランドで薬局を経営する父ヨハンと母ヘンリエッタのもとに生まれたエミーリエ・マイヤー。5歳でピアノを始め才能を発揮するも、早くに母を亡くしたため、兄弟たちの面倒も見なくてはならないなど苦難に満ちた少女時代を送りました。28歳の時に頼りにしていた父も亡くし、生活のために拠点をシュチェチン(現ポーランド領)に移し、そこでカール・レーヴェから作曲のレッスンを受けたことから曲作りを始め、1842年に最初の作品を書き上げ、出版社Bote&Bockから作品を出版。ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンと並ぶ優れた女性作曲家として脚光を浴びました。
彼女は古典派の様式を守りながらも、時に前衛的な和声を駆使したロマンティックな作風による作品を残しました。このアルバムでは大規模な交響曲と協奏曲をCD1に、ピアノ曲と室内楽曲をCD2に収録、優れた作曲家としてのマイヤーを知ることができます。(2018/10/17 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5339 |
ドイツ初期ロマン派時代の作曲家エミーリエ(エミリーとも)・マイヤー。薬剤師の父を持つ裕福な家庭に生まれ、幼い頃から音楽教育を受けました。28歳の時に父を失った彼女は生活のために拠点をシュチェチン(現ポーランド領)に移し、高名な作曲家レーヴェに教えを請います。以降、作曲に励み、8曲の交響曲や歌劇を含む多くの作品を生み出しました。このアルバムには1850年に初演され人気を博した3つの演奏会用序曲と、1880年に作曲された序曲「ファウスト」、そして彼女の唯一の協奏曲と考えられるピアノ協奏曲を収録。なかでも晩年の作品である序曲「ファウスト」はソナタ形式を用いながらも、見事なストーリー展開を感じさせ、ベルリンでの初演は大成功を収め、ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンと並ぶ優れた女性作曲家としての評価を得ました。また「ピアノ協奏曲 変ロ長調」は古典派の様式を守った端正な作品。ここでトビアス・コッホはマイヤー存命中の1859年に制作された楽器を演奏。当時の響きを再現しています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555554-2 |
幼い頃から音楽的才能を発揮しながらも、本格的に作曲家を志したのは30歳近くになってからという異色の経歴を持つエミーリエ・マイヤー。古典派の様式を守りつつも、時には前衛的な和声を取り入れたロマンティックな作品を数多く遺しいます。このアルバムには、現存する7曲のヴァイオリン・ソナタのうち3曲が収められています。詳細な作曲年代は不明ですが、ニ長調のソナタは1860年代に、ベートーヴェンのソナタを思わせる変ホ長調のソナタは1855年以前の作品と推測されています。ヘ長調のソナタは、マイヤーが存命中の1863年に出版されたものです。ヴァイオリニストのエムリーヌ・ピエール・ラーセンは、フェリックス・ドレーゼケのアルバム(555350)で高い評価を得ており、現在はマイヤーのヴァイオリン・ソナタの完全録音に取り組んでいます。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555602-2 |