マイスター, クリスティアン
Search results:3 件 見つかりました。
ドイツの人気ヴォーカル・アンサンブル"ジンガー・プア"が歌う『エヒテルナハのフィドル弾き』。これは2010年にユネスコの世界文化遺産に登録された「エヒテルナハの踊りの行進」の起源とされる、ルクセンブルクではおなじみの伝説を題材にした作品です。内容は、病に侵された妻を伴い東方への巡礼に出ていた楽師が帰郷すると、巡礼先で妻を殺した容疑で訴えられ、死刑を宣告されます。実は訴えた親族たちが楽師の巡礼中に彼の財産を着服していたのでした。楽師は最後の願いとしてフィドルを弾く事を許されますが、その演奏を聞いた人々が憑かれたように踊り出して止まらなくなります。最後は聖ウィリブロルドの祝福で踊りが止み、音楽の魔力を嫌った楽師はフィドルを絞首台に打ち付けて壊し、その場を去っていったというもの。この物語を元に、ルクセンブルクの作家ニック・ウェルターがテキストを作成、ルクセンブルクの女性作曲家・ピアニスト、ルー・コスターが合唱とオーケストラによるバラードを作曲し、1972年にエヒテルナハ修道院で初演され、大成功を収めました。今回は、ピアノ伴奏版の編曲を用い、サンドリーヌ・カントレッギが物語の核となるヴァイオリンを演奏。ジンガー・プアが見事なハーモニーを聴かせます。(2021/09/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC1721 |
19世紀は産業革命、技術革命と並行して音楽も発展、多くの作曲家がこれまでの音楽理論のルールから脱却し、自由な作風を模索していきます。このアルバムにはこの時代に活躍した作曲家たちの宗教的な合唱作品を収録。素朴な美しさが魅力のブルックナーの作品をはじめ、オルガン作品が知られるラインベルガー、バッハ時代のコラールを思わせるレーガーの作品、晩年のリストが書いた内省的な「Ave verum corpus」の他、あまり耳にすることのない作曲家の作品まで幅広い選曲が魅力的な1枚です。演奏は1992年3月にデビューして以来、ヨーロッパで絶大な人気を誇る声楽アンサンブル、ジンガー・プア。安定のハーモニーから生まれる澄んだ響きが静謐な音響世界を描いています。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC1728 |