マイヤー, ミヒャエル(1569-1622)
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薔薇十字思想の擁護者で、医学と哲学の博士号を持ち、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世にも仕えたという錬金術師ミハエル・マイヤー。(1569-1622)生没年もはっきりしない彼の代表作「逃げるアタランタ」(1618年出版)は、神話の神々や英雄たちと錬金術の関係性を説くもので、ギリシャ神話に登場する女狩人アタランテをテーマに錬金術の奥義が寓意の形で表現されているのだそうです。この書には50枚の銅版画が掲載され、その一つ一つにラテン語の六行詩と、フーガが添えられています。しかし、その「フーガ」は対位法は駆使されているものの、バッハの作品のような厳格なものではなくあくまでも歌い交わしであり、思想を理解するための補助として考えるのが良いというものなのです。この不可思議な世界に身を浸してみてください。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Claudio Records |
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カタログ番号 | :ClaudioCR5468-2 |