フィフテンホルツ, ミハイル(1920-1985)
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小品ながらも芸術性に富んだ曲を集めた、ヴァイオリンとピアノのための「アルメニア作品集」。アルバムの前半におかれた5作品はアルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者であり、アルメニア近代音楽の擁護者として知られるコミタスの作品。どの曲にも抒情的な雰囲気がありますが、なかでも「鶴」はアルメニアの賛歌の象徴として強い存在感を放ちます。他にはハチャトゥリアンの『ガイーヌ』、『スパルタクス』からの音楽や、彼の作品番号1となった「舞曲 変ロ長調」、トビリシとモスクワのアルメニア文化施設で作曲を学び、アルメニアの伝承音楽の研究に力を尽くしたアブラミャンの色彩感に満ちた「スケルツォ」、現代アルメニアの音楽発展に多大なる貢献を果たし、1963年には芸術功労者(名誉芸術家)に認定されたバグダサリアンの美しい「夜想曲」など、アルメニアの優れた作曲家たちの作品を紹介。アジアの民謡にも通じる懐かしい旋律が聴き手のノスタルジックな感情を呼び起こします。(2023/10/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574535 |
プロコフィエフの多彩な室内楽作品に焦点を当てるシリーズ『プロコフィエフ・マイルストーン』。第2集はヴァイオリンをメインとした作品です。1917年の十月革命を経てアメリカへ亡命し、国際的に活躍したプロコフィエフは1930年代半ばにソビエト連邦へ帰還。その後、《ロメオとジュリエット》をはじめとした成功作を生み出し、同時代に深い表現力持つ「ヴァイオリンソナタ第1番」を作曲しました。無伴奏ソナタはソビエト芸術委員会の委嘱作品で新古典主義的なスタイルを持つ親しみやすい曲ですが、1948年の「形式主義」を批判する当局の影響で、プロコフィエフの生前には発表されず、死後6年を経て初めて演奏された作品です。アルバムには他に4曲の編曲作品を収録。5つのメロディ以外は他の演奏家による編曲ですが、どれもヴァイオリンの特徴が見事に生かされています。とりわけハイフェッツが編曲した「行進曲」はプロコフィエフ本人も高く評価しました。ジェーロ・リッチに師事したスロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクとスペイン出身のピアニスト、マリア・カニグエラルが素晴らしいアンサンブルを聴かせます。(2025/01/17 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0696 |
プロコフィエフのメロディは歌うような資質をもつことから、昔からヴァイオリニストたちがこぞって彼の作品を編曲、演奏してきました。このアルバムには、プロコフィエフのピアノ作品から編曲したピアノとヴァイオリンのための37作品が収録されています。この中にはミルシテインやハイフェッツなど偉大なヴァイオリニストたちによる優れた編曲作品も含まれており、とりわけハイフェッツの「3つのオレンジへの恋」のアレンジは、コンサートのアンコール・ピースとしてもよく知られています。また、初録音となるプーシキンの詩劇「ボリス・ゴドノフ」や、クレオパトラを描いた「エジプトの夜」のアレンジは貴重です。(2020/10/09 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0135 |
ロシア出身のヴァイオリニスト、ナターリア・ロメイコのアルバム。このアルバムで彼女は、シューマン夫妻とシマノフスキ、プロコフィエフの神話や魅惑をテーマにした作品を選び、各々を美しく歌い上げています。シューマンの「幻想曲」はもともとヴァイオリンとオーケストラのための作品で、1853年に友人のヨアヒムの依頼を受け作曲、何度か演奏されたものの次第に忘れられてしまった曲。1937年にクライスラーがピアノとヴァイオリン用に編曲し、現在ではこの形で愛奏されています。冒頭はイ短調ですが、主題が始まるとハ長調に転じ、自由な楽想が次々と展開する美しい作品です。クララの3つのロマンスはロベルトの幻想曲と同じ年に書かれており、こちらも彼女ならではのインスピレーションに溢れています。共演はウクライナ出身で200年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの優勝者ディナラ・クリントン。これまでにリストの「超絶技巧練習曲」などのテクニカルな作品で高く評価されているピアニストです。(2024/07/26 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100313 |