ローレム, ネッド(1923-2022)
Search results:15 件 見つかりました。
少年期にラヴェルとドビュッシーに出会って人生が変わり、米国現代音楽界を代表する作曲家に成長したローレム。声楽曲に焦点が当てられることが多い人物ですが、当盤で聴く3つの室内楽の充実ぶりは驚きです。特に注目はカトリックの一日の祈りをテーマにした「時祷書」で、フルートとハープだけで表現する敬虔な感情、音空間の美しさは必聴です。カプリシャスなヴァイオリン独奏で始まる「夏の終わり」や、一聴しただけではタイトル"ショパン"との関連(実はピアノ・ソナタ第2番終楽章がもと)がわからないけれど、とにかくかっこいい16を含む「ブライト・ミュージック」の、確かな作曲技術にも脱帽です。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559128 |
アメリカの最も重要な作曲家ネッド・ローレム(1923-)の興味深いピアノ作品集です。ピアノ・アルバムと題されたこの曲集には、ほとんどが2分足らずの小品が27曲並ぶ万華鏡のような作品で、各々の曲には意味深なタイトルが付されています。これらは極めて個人的なもので、ここに登場するのは主に彼の友人や同僚たち。ここれらは登場人物への贈り物であり、その意味を完全に把握するのは不可能なことなのです。「6人の友人たち」も同じ趣旨であり、どの作品も前衛的な音楽ではなく、常に静けさを湛えながら「完全なる小さな世界」を構築しています。サティやペルト、オッテなどの音楽が好きな人にオススメしたいアルバムです。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559761 |
1923年生まれのネッド・ローレム(1923-)は概ね歌曲作曲家として知られていますが、彼はその活動のほぼ全域に渡って、フルートのための作品も書いています。ここに収録されたのは、そんな魅力的な曲の数々です。若い頃にフランスに住んでいたローレム、やはり初期の作品にはプーランクやラヴェル、ルーセルの影響が強く感じられます。そんなモダンさとケンタッキーの民謡を掛け合わせたかのような、「山の歌」(これは、彼が最初に書いた器楽のための曲で、オーボエ、もしくは、ヴァイオリン、チェロでも奏されます)から、2006年の「4つの祈り」まで、およそ50年もの年月によって熟成されたローレムの歌心は、美しくも哀しく響き渡ります。名手フェンウィック・スミスの演奏で。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.559674 |