ハリス, ロス(1945-)
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ニュージーランドの作曲家、ロス・ハリスはクライスト・チャーチとウェリントンで学び、30年以上に渡ってヴィクトリア大学で教鞭を執った後、2004年に早期退職をして、現在ではフリーランスで活躍。オペラや管弦楽曲など多くの作品を書いています。このアルバムには彼の交響曲を2つ収録。彼の「しばしば美しく、時には恐ろしい」作品をじっくり味わってみてください。交響曲第2番は、第一次世界大戦中、戦地の女性と恋に落ち、脱走したニュージーランド兵をテーマにしたヴィンセント・オサリヴァンの詩を題材にしたもので、壮大なファンファーレに聴きほれていると、瞬時に地獄のような世界へと突き落とされる「油断ならない」音楽です。交響曲第3番はマルク・シャガールの絵画に触発された作品で、クレズマー(ユダヤの伝統音楽)風の響きを挟み込みながら、詩的で幻想的な音楽が展開されます。2曲とも各楽章は速度表示のみが記される素っ気ないものですが、内容は驚くほどに豊かで雄弁さを誇っています。オークランド・フィルハーモニー管弦楽団のために作曲され、ニュージーランドの権威ある「SOUNZコンテンポラリー賞」を受賞しています。
※世界初録音
(2012/04/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572574 |
ニュージーランド生まれの作曲家ロス・ハリス(1945-)は、5つの交響曲、チェロ協奏曲など数多くの作品で知られています。また30年以上に渡り、ヴィクトリア大学の音楽科で教鞭をとり、自国の音楽発展に寄与してきました。NAXOSではこれまでに、彼の「交響曲第2番&第3番」(8.572574)と「交響曲第4番、チェロ協奏曲」(8.573044)の2枚のアルバムをリリースし、聴き手を魅了していますが、今作では、ハンガリーの女性詩人パンニ・パラスティの詩に触発された「交響曲第5番」と、2010年に作曲された「ヴァイオリン協奏曲」の2曲を収録、また新たな魅力を提示しています。協奏曲でソロを務めるのは日本にも度々来日する名手イリヤ・グリンゴルツ。ほとんど無調ながら美しい質感を持つメロディを、独自の美音で聴かせています。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573532 |
ニュージーランド生まれの作曲家ロス・ハリスは、数々のユニークな作品で注目を浴びるとともに、30年以上の長きにわたり、ヴィクトリア大学のウェリントン音楽科で教鞭を執り、この国の音楽発展に貢献している人物です。彼の交響曲はどれもメッセージ性の高い内容で知られますが、この「最後の手紙」と題された交響曲第6番も、ニュージーランドを代表する詩人ヴィンセント・オサリバンの4つの詩を効果的に用いた作品。死と絶望、音楽による慰めが融合した瞑想的で美しい音楽です。「フェイス」は第一次世界大戦で顔を負傷した兵士のトラウマを描いており、テキストは同じくヴィンセント・オサリバンの詩を使用。調性と無調を揺れ動く音楽は個人的な悲しみを一層強く歌い上げています。(2020/12/11 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573994 |
ニュージーランド生まれの作曲家ロス・ハリス(1945-)は、数々のユニークな作品で注目を浴びながら、30年の長きにわたり、ヴィクトリア大学の音楽科で教鞭を執り、この国の音楽発展に貢献している人物です。このアルバムで強い存在感を放つ、彼の第4番の交響曲は、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団の委嘱を受けて書かれたもので、ニュージーランドの名シンガーソングライターのマヒナランギ・トッカー(1955-2008)へのオマージュとなっています。彼女は25年間の活動期間において、600以上の曲を書き、そのどれもが感動的な表情を持っていて、ハリスは彼女の作品に高い関心を抱いていました。この曲が書かれる3年前に、喘息発作で世を去ってしまった彼女への友情の証だとハリスは語っています(彼女はユダヤとケルトの血をひき、またレズピアンであることもカミングアウトしていました)。もう一つのチェロ協奏曲は、チェリスト、キン・リウェイの演奏に触発され書かれた作品で、不確実なメロディを奏でるオーケストラに載って、チェロが妖艶で不可思議なメロディを歌います。全ての部分は途切れることなく奏でられ、連綿を歌うチェロの響きには陶然とするばかりです。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573044 |