モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)
Search results:907 件 見つかりました。
舞台は神話の時代。女神ヴェーネレが息子アスカーニオに試練を与えるが、彼はそれを乗り越え、無事シルヴィアと結婚、ハッピーエンドの物語。モーツァルト第3作のオペラで初演時の彼は15歳!天才の信じ難い才能を見せつける作品です。特に、技巧的なアリアの数々はモーツァルトならではの逸品。録音が特に少ない作品でのナクソス盤の存在、モーツァルト・ファンなら見逃すわけにはいきません。女性歌手が歌うのが普通だったアスカーニオをカウンターテノールが担当、他の役にも有名歌手を揃えました。出番の多い合唱団の好演も光ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660040-41 |
モーツァルトの歌劇《偽りの女庭師》は1774年、彼が18歳の時の作品。この頃のモーツァルトはすでに本格的な作曲家として活動しており、この作品もオペラ・ブッファでありながらも、当時流行していたオペラ・セミセリアの様式も備えた素晴らしい出来栄えを誇っています。もともとはイタリア語で書かれていましたが、モーツァルトの生前にドイツ語版が作成されました。このアルバムは2017年のアンドルー・パロット指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の演奏によるドイツ語版を収録したもの。サンドリーヌ・ピオー、リディア・トイシャー、ユリアン・プレガルディエンら錚々たる顔ぶれの歌手たちを揃えた注目の公演で、とりわけピオーが歌うドイツ語のアリアが聴きどころ。パロットが指揮する小気味よいオーケストラの音色も含め、聴きごたえのある演奏が繰り広げられています。(2022/01/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555386-2 |
モーツァルトが24歳から25歳にかけて作曲したオペラ・セリア「イドメネオ」です。1780年、ミュンヘンの宮廷オペラ監督ゼーアウ伯から依頼を受けたモーツァルトは、11月から作曲を始め、その次の年の1月29日には、もう初演しているのですから何ともはや。天才の仕事には舌をまくばかりです。自分で台本にも手を入れたこともあってか、モーツァルト自身がこの作品をとても気に入っていたといい、充実したアリアが散りばめられた中期の名作となっています。この2004年の公演は、すでに映像として市場に出回っているものですが、音だけで聴くのもまた違った味わいがあるというものです。粒揃いの歌手たちの名唱が話題になったもので、イドメネオを当たり役としているアメリカのテノール、カート・ストリートや、国際的な人気を誇るソプラノ、ソニア・ガナッシなど布陣は万全です。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660250-52 |
モーツァルト24歳、1780年に作曲されたオペラです。当時の歌手がいかに高い力量を持っていたのかが伺い知れる長大で劇的な内容を持っていますが、あまりにも複雑で長いため、1781年に3回、そして1800年代に何回か上演された後は、すっかり忘れ去られてしまい、20世紀に入ってからはカット版や脚色された版が演奏されるばかりで、なかなか真の姿を見せることのなかったオペラなのではないでしょうか。A.フィッシャーと気鋭の歌手たちによるこの演奏は、清々しく気高いもので、普通ならカットされる最後のバレエもきちんと演奏されています。(2011/04/20 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
---|---|
カタログ番号 | :6.220586-89 |
モーツァルトのオペラ「後宮からの誘拐」は1782年5月に完成され、その年の7月にウィーンのブルク劇場で初演されました。この初演は大成功を収めたことで、モーツァルトの名声がウィーンで確立され、同時に管楽アンサンブルのための「ハルモニームジーク」への編曲需要が高まりました。屋外、室内を問わず演奏できるこの形態は当時のウィーンで流行していたもので、オペラやバレエの新作が上演されると、すぐに作曲家本人、もしくは編曲家がこれらの名旋律を抜粋し、小編成のアンサンブル用にアレンジしていました。モーツァルトも父への手紙で「ハルモニームジークへの編曲を準備した」と書いていますが、その楽譜は行方不明となっています。この編曲は1984年にオランダの音楽学者、バスティアン・ブロムハートが、ドナウエッシンゲンのフュルステンベルク宮廷図書館のアーカイブから発見したスコアを編纂した譜面で、恐らくモーツァルト自身が編曲した楽譜の写しであろうと推測され、18世紀当時の息吹をそのまま伝える響きが横溢しています。演奏している「ラ・シンティッラ・デイ・フィアーティ」はチューリヒ歌劇場のメンバーで、"ラ・シンティッラ"とは、彼らがピリオド楽器を用いたアンサンブルを行う時に使う名称です。(2016/11/30 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM244 |
モーツァルト(1756-1791)の亡くなる年に作曲されたオペラ「皇帝ティートの慈悲」は、当時の神聖ローマ皇帝レオポルド2世が、プラハでボヘミア王として戴冠式を行う際の上演曲目として、ボヘミア政府から作曲が依頼されたものです。モーツァルトはこの曲を18日間で書き上げたと言われ(最近の研究ではもう少し時間をかけたとも)初演は予定通り戴冠式が行われた9月6日に行われましたが、あまり好評を得ることはできず、9月末まで上演は続けられたものの、モーツァルトの死後は次第に上演されることもなくなってしまいました。とは言え、当時ウィーンの宮廷歌劇場ディレクターであったヨーゼフ・ヴァイグルが、1804年に発表したこのヴァージョン(セストとティートのために2曲の新しいアリアを追加した)は、ウィーンをはじめとした周辺地域で絶大な人気を持ち、しばしば上演されるとともに、上演ごとに他の作曲家の曲も組み入れた新しいヴァージョンが加えられるなど、高い人気を誇っていたようです。今回のディ・マルキの演奏も様々な試みがなされています。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777870-2 |
【俊才グラスバーグと注目歌手たちが魅せる、欧州歌劇界最前線のモーツァルト】齢23にしてブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したのが2017年。20代の新世代シェフ、英国出身のベン・グラスバーグが音楽監督を務めるフランスのノルマンディ・ルーアン歌劇場は、21世紀に入ってからの急成長で話題をふりまくオペラハウスです。このタッグで、近年リートや近現代作品の録音が増えているニッキー・スペンスをタイトルロールに迎えて、モーツァルトが最晩年に遺したオペラ《皇帝ティートの慈悲》を聴くことは、いわば2020年代初頭時点におけるヨーロッパ歌劇界の先端を体感することと同義と言ってよいでしょう。タイトルロールの他にもシモナ・シャトゥロヴァー(ヴィテリア)やキアラ・スケラート(セルヴィッラ)ら躍進めざましい歌手たちが続々登場、迫真の表現と細やかな解釈でモーツァルト最晩年の光と影を捉え、堂々たるドラマを織り上げてゆきます。レチタティーヴォのスリリングな展開に寄り添うフォルテピアノも見事なら、オーケストラの立ち回りも実に緩急鮮やかで聴きどころに事欠きません。中低音に比重を置いた弦楽セクション(6/6/5/5/3)も伸縮自在の機動力をみせ、18世紀の二管編成でも最大級と言ってよいオーケストレーションを立体的に楽しませてくれます。(2022/11/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA793 |
2組のカップルと老哲学者、女中の6人の男女が繰り広げる泣き笑いの恋のドラマ。男が女の貞節を実験するという物語が余りにも他愛ないため、19世紀には不謹慎と批判の対象になるという悲運のオペラ。しかし今日では、とにもかくにもモーツァルトの音楽が余りにも豊かで美しいため、誰もが認める傑作オペラになりました。ナクソスが誇るスロヴァキアの室内アンサンブルをバックにした好ましいスケールの演奏です。CDを聞いたら、劇場に楽しい「コシ」を見に行きましょう!(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.660008-10 |
1934年と35年に、イギリスのグラインドボーン音楽祭での上演にもとづいてスタジオ録音された、史上初の《コシ・ファン・トゥッテ》の全曲録音です。20世紀はじめまでは、内容が「不謹慎」だと軽んじられることも少なくなかったこのオペラ、以後は次第に評価を高め、表面のおふざけの陰にひそむ深い人間洞察と性格描写が脚光を浴びることになりました。再評価のきっかけの一つとなったのが、1930年代のグラインドボーン音楽祭での上演とこの全曲盤だったのです。指揮のフリッツ・ブッシュ(1890~1951)は、このオペラをとりわけ愛した人でした。(山崎浩太郎)(2004/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110280-81 |
オペラにおいては歌が最も尊ばれるのはいうまでもないこと。しかし歌い手が美貌の持ち主であれば、また違う説得力がわいてくることも間違いないことでしょう。かくして軽佻浮薄なモーツァルトが馬鹿にしきった女性の愛~その永遠の不誠実さは、世紀の美貌の持ち主であるシュヴァルツコップフが歌うことによって、より強調される羽目となりました。世の善良な人々が、「いや、これは本当は愛の尊さをうたっているオペラだよ。」といくら主張しても、傾聴すればするほど、女性の愛を嘲笑う皮肉が耳に飛び込んでくるでしょう。モーツァルトが狙った本当の意図が見事に再現された演奏です。カラヤンのタクトが、過分な感傷を排除しすっきりと仕立て上げています。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111232-34 |