モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)
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1783年に作曲された交響曲第36番は、モーツァルト(1756-1791)がリンツに滞在中、当時の伯爵であったトゥーン・ホーエンシュタインの予約演奏会のために、たった4日で作曲したものです。第1楽章は緩やかな序奏を持った壮大な音楽で、彼の特徴でもある短調と長調が目まぐるしく交代する活気ある音楽です。第2楽章はトランペットとティンパニが用いられ。第3楽章は生き生きとしたリズムが印象的です。第4楽章は極めて充実した音楽で、これらがたった4日で書かれたという事実には驚くばかりです。第39番は「後期3大交響曲」の最初の曲で、やはりゆったりとした序奏に導かれた第1楽章に始まり、優雅なアンダンテ、軽やかなメヌエット、そして流麗な第4楽章で構成されています。フィッシャーはどれも早めのテンポで、見通しのよい軽やかなモーツァルトを表出しています。ブックレットには、解説者クラウス・ヨハンセンによって、2曲の解説ではなく「モーツァルトとクラリネットの関係」が興味深く綴られています(英・独・デンマーク)(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220546 |
アダム・フィッシャーとデンマーク国立室内管弦楽団によるモーツアルトの交響曲集もこれで完結です。1842年にモーツァルト(1756-1791)の未亡人コンスタンツェが亡くなった時、遺品の中から発見されたノートに、1811年のコペンハーゲン王立歌劇場で「ドン・ジョヴァンニ」の演奏を観た時の感想が書かれていました。そこには「これ以上の演奏はありません」と記されており、当時からコペンハーゲンのオーケストラとモーツァルトとの相性の良さは折り紙つきでした。そんな長い関係性を更に良好にした、このフィッシャーの交響曲全集は、録音の素晴らしさとともに、一つのモーツァルト演奏の指針として長く愛されていくことでしょう。Recording Producer: John Frandsen/Sound Engineer: Lars C. Bruun(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220639 |
8歳から11歳のモーツァルト(1756-1791)の作品集。普通の人間なら「夏休みの宿題」であろう年代の作品ですが、5歳で最初の曲を作り、6歳でマリア・テレジア御前旅行を行い、パリとロンドンに演奏旅行に出かけていたというモーツァルト。まだまだ作曲活動は本格的に始められてはいないうえ、当時の他の作曲家たちの影響も強いことは確かですが、やはり一筋縄ではいかない「何か」がひしひしと感じられる作品群です。8歳の時の第1番と、11歳の第6番ではやはり完成度に大きく違いが見られ、日に日に様々なものを吸収し、大きくなっていくモーツァルトの姿をつぶさに観察する思いがすることでしょう。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220536 |
1782年と言えばモーツァルトがコンスタンツェと結婚した年で、フリーの音楽家として独り立ちし、ウィーンでの確固たる地位を築き始めた時代にあたります。この第35番「ハフナー」はザルツブルクの大富豪の名前であり、同じ「ハフナー」の名を持つセレナーデ K.250(248b)とともに彼らに献上されたと言われています。明るく躍動的な第1楽章、優美なアンダンテとメヌエット、闊達な終楽章で構成された名曲です。1786年の「プラハ」は、その年にプラハで上演された「フィガロの結婚」の大成功を受け、再び招待されたプラハで初演された曲。珍しくメヌエットを欠く3楽章形式で書かれていて、随所に「フィガロ」からとられたメロディが散りばめられています。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Dacapo |
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カタログ番号 | :6.220545 |
“清純”---近頃は死語になりつつあるこの形容がモーツァルトの音楽には最適です。無垢な魂がただひたすら美しい音楽を紡いでいるような天上の調べ、それが人の心を捕らえて離さないモーツァルトの魅力でしょう。このアルバムでは、協奏曲やセレナード等の作品から、静かで美しい旋律をゆったりと歌う楽章だけを精選しました。悲恋映画「短くも美しく燃え」のテーマとして有名になったピアノ協奏曲第21番アンダンテから始まる全12曲は、貴方に“危険なほど清らかな”モーツァルトの美を堪能させてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.552211 |