モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)
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管楽合奏のために書かれたモーツァルトの2曲のセレナード。18世紀のウィーンでは管楽六重奏(時には管楽八重奏)で書かれた作品が愛好さていました。時には低音部をコントラバスで補強されたこれらの作品のうち、屋外で演奏するための「セレナード」も数多く作曲されました。モーツァルトは管楽のためのセレナードを3曲手掛けています。ここに収録された「グラン・パルティータ」は通常の八重奏の編成に、管楽器4本とコントラバス(コントラファゴットでも代用化)が加えられた大編成で規模も大きな作品。第11番は、もともとクラリネット、ホルン、ファゴット各2の六重奏で書かれ、後に2本のオーボエが追加され、若干の変更が加えられています。このアルバムではその八重奏版によって演奏されています。演奏は、1981年から活動しているヨーロッパ連合室内管弦楽団。指揮者マンタスはイギリスで学び、ピアニスト、作曲家としても活躍しています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25136 |
音楽のメトロノミカルな進行を嫌い、旋律(メロス)の微妙な息づかいに集中したフルトヴェングラーは、ワーグナーの流れを継ぐ最後の巨匠でありました。凡庸な音楽家の場合、旋律線に注意を傾けるあまり全体のまとまりがばらけてしまうケースが見られますが、フルトヴェングラーを偉大たらしめたのは、楽曲を包括的に組み立てる能力に秀でた点でしょう。彼が意図せずして使っていた、クライマックスに向けてほんのわずかにアップされるテンポの揺らぎ、第1主題と第2主題の強弱のコントラストなどの技法が、モーツァルトの作品に於いて明瞭に発見することが出来ます。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110994 |
モーツァルト大好きという貴方が、もしこの曲を未体験なら、すぐにチェックを入れていただきたいのが「証聖者の荘厳な晩課」です。中でも13のまったりとしたメロディーは、一見平凡、いかにもどこにでもありそうでいて、実は天才モーツァルトだけが編み出せる気品あふれるもので、名ソプラノ歌手が挙ってとりあげたり、合唱団が愛唱したりするのも納得。当盤の収録曲は、ザルツブルクでの典礼のために作曲されました。晩課の最初と最後の部分による1、2は作曲者がハイティーンの頃の作品になります。ベルギーの音楽家たちの穏やかな演奏でどうぞ。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554158 |
「荘厳ミサ曲 ハ長調」…ジーモン・マイールは1802年にこの曲を書き写した時に「モーツァルト作」と表紙に記しました。この作品が本当にヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト、あるいは彼の父親レオポルドの作品であるのかは永遠の謎になってしまいましたが、いずれにしても、この曲がマイールによって上演された時には聴衆から大絶賛を浴びたのです。一方、マイール自身による祝祭的なテ・デウムは、1805年のミラノ大聖堂で行われたナポレオンの戴冠式のために書かれたもので、マイールの伝記作家ジローラモ・カルビは、この曲を傑作と宣言したほどの魅力的な作品です。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570926 |
「ヴァイオリン序奏つきのピアノ作品」とも言えるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。大活躍するピアノ・パートを演奏するのは[ウィーン三羽烏]の一人、イェルク・デームス。自身が究極の楽器コレクターである強みを生かし、このアルバムでも18世紀製の2台の銘器を駆使して、当時の音色を存分に楽しませます。共演は1985年生まれのイルンベルガー。年齢差をものともせず、伸び伸びと明るい音楽を奏でています。曲の合間にはデームスのソロによる2曲の幻想曲がはさまれるなど、選曲も万全。(2019/11/15 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola98789 |
【劇的かつ繊細!様式感確かなマナコルダ共演によるゴルダ・シュルツのモーツァルト】欧州歌劇界の舞台のみならず歌曲リサイタルでも躍進中の南アフリカ出身歌手ゴルダ・シュルツによる、モーツァルト後期の重要なオペラ3作から名場面を集めたアルバム。基本的には彼女が主役のアリア集ですが、かなり大掛かりなアンサンブルや二重唱も意欲的に選曲されています。その共演歌手たちについても、今まさに注目を集めつつある新時代の気鋭ソリストが多く名を連ねている点からも、ゴルダ・シュルツという歌手へのシーン全体の期待感が伝わります。アルバムを通して彼女の歌唱はきわめてドラマティックでありながら繊細な表情も圧巻で、アンサンブルでの真に迫った対話や心情描写と共に深い作品理解のあり方が窺えます。各オペラの物語全体を見据えながら1枚のアルバムとして意義ある形を構築する見識の高さは、古今東西の女性作曲家たちの歌曲を集めた先行アルバム(ALPHA799)にも通じるところ。近年相次ぐ来日公演でも話題を呼んでいるアントネッロ・マナコルダ指揮のもと、18世紀の奏法を踏まえた抜群の解釈を響かせるカンマーアカデミー・ポツダムと共に、21世紀ならではのモーツァルト像を存分に味わわせてくれます。(2024/04/12 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1026 |