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モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第27番/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲/幻想曲(フェッター/クズマウル/ハンブルク響/ルジツカ)

    ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ピアニスト、ゾフィー=マユコ・フェッターのOEHMSデビュー盤。どちらかというと現代音楽のスペシャリストとして知られている彼女ですが、HAENSSLERレーベルにはブラームスを録音したりと、幅広いレパートリーの片鱗を見せていました。そんな彼女が今回演奏したのは、モーツァルト(1756-1791)の2曲のピアノ協奏曲と、アンコールとして用意されたヴァイオリンを伴う2曲の小品です。実はエディット・ピヒト=アクセンフェルトが亡くなる年まで、ハープシコードなど歴史的鍵盤楽器の演奏法の指導を受けていたという彼女、モーツァルトの演奏に関しても優れた解釈を有しています。ヴァイオリン奏者として参加しているのは彼女の師でもあるライナー・クスマウル。1990年代にベルリン・フィルのコンサート・マスターを務めながら、古楽奏法の研究にも勤しみ、1995年に創設したベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督でもあるという名手です。ルジツカ率いるハンブルク交響楽団から生み出される流麗なモーツァルトをお楽しみください。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC1849

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番/C.P.E. バッハ:シンフォニア Wq. 183/1 (フリッシュ/カフェ・ツィマーマン)

    【ALPHAの看板楽団カフェ・ツィマーマン、名手メルニコフを迎えついに古典派へ!】ALPHAレーベル創設直後から数々の名盤を世に送り出してきた古楽器楽団カフェ・ツィマーマン。高い評価を博した大バッハの協奏曲&管弦楽組曲シリーズに象徴される通りバロック作品の録音が目立つ彼らが今回、ついに18世紀後半の古典派時代に充実編成で臨みました。同団創設以来の中心メンバーで独奏者としても活躍するセリーヌ・フリッシュがチェンバロ独奏を務め(通奏低音ではフォルテピアノも使用)、ゲストはなんと来日公演でもおなじみの俊才アレクサンドル・メルニコフ!1770~80年代には既に国際的な名声を誇る巨匠となったハンブルク市の音楽監督C. P. E. バッハ(大バッハの次男)、かたやザルツブルクとウィーンで続々名曲を生みつつあった躍進期のモーツァルト、同時期とは思えないほど対照的な作風の両者それぞれ2作品ずつ収録。C. P. E. バッハが最晩年に手がけた協奏曲はオーケストラの傍ら二つの鍵盤楽器を対置させた異色作で、両独奏者それぞれに異なる才気煥発なソロが音色の違いと共に十全に味わえる一方、モーツァルトのピアノ協奏曲では総奏部分からメルニコフがフォルテピアノで通奏低音も演奏。充実の管楽器セクションにはオーボエのボジローやファゴットのル・シュナーデクらバッハ録音でも活躍をみせた名手たちも参加、どの曲でも各パートの自発性と楽団の一体感が不思議な共存をみせながら、じっくり曲を聴かせる解釈の深みはまさにカフェ・ツィマーマンならでは。名技師アリーヌ・ブロンディオの丁寧な仕事やバーゼル出身の作曲家テュリング・ブレムによる洞察に富んだ解説(国内仕様では全訳付)まで、示唆と音楽性に富んだ演奏を十全に堪能できる1枚です。(2024/06/21 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1043

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番、第20番(J.N. フンメルによるピアノ、フルート、ヴァイオリンとチェロ編)(ミウッチ/シュカムレッツ/ゲバウアー/ゴサルベス)

    ハンガリー(現在はスロヴァキア)出身の作曲家、ピアニスト、フンメル(1778-1837)の最も良く知られているエピソードに「8歳の時に、2年間モーツァルトの家に住み込んでピアノを習った」というものがあります。そんなフンメル、50作ほどのモーツァルトの協奏曲や交響曲を、小編成のアンサンブルで演奏できるように編曲しています。これはフンメル自身がモーツァルトの作品に深い愛着と関心があったことももちろんですが、当時の家庭での需要(大編成の作品を家庭で演奏できるように小さくする)や、フンメルに対するモーツァルト自身の信頼の大きさも関係しているのでしょう。そして出来上がった「室内楽版」の協奏曲や交響曲は、原作とはまた違った味わいを持つ見事なものであり、近年、演奏される機会も増えています。ここでは第18番と第20番の2曲が演奏されています。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7723

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番、第21番(フルネル/ザルツブルク・モーツァルテウム管/グリフィス)

    【次世代ソリストによるモーツァルトのシリーズに、ジョナタン・フルネル登場!】若手から中堅までの注目ソリストが登場するモーツァルトの協奏曲シリーズ第8弾に、2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネルが登場。2021年にALPHAから発売されたブラームスはコンクール直前のセッション録音だったということもあり、彼にとって待望の新録音でもあります。曲は、そのエリザベート王妃コンクールのセミ・ファイナルでも素晴らしい演奏を披露した第18番と、人気曲第21番という絶好の組み合わせ。CPOでのリース交響曲全集など古典派や初期ロマン派の解釈に秀でたハワード・グリフィス率いるモーツァルテウム管弦楽団と共に、隅々までよく歌いつつたいへん伸びやかなモーツァルトを聴かせおり、持ち前の高い表現力を存分に発揮しています。第21番でリパッティのカデンツァを弾いているのも嬉しいところ。(2024/02/23 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA1039

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番、第25番(I. ラハナーによる弦楽四重奏とコントラバス伴奏版)(ゴールドスタイン/ファイン・アーツ四重奏団/バーンズ)

    1781年、ウィーンに戻ってからのモーツァルトは、フリーの音楽家として精力的に作曲活動を始めました。1784年の後半に書かれたピアノ協奏曲第19番は、この年に書かれた6曲のピアノ協奏曲の最後を飾るもので、のちの1790年10月にはレオポルト2世の戴冠式を祝して催された演奏会でモーツァルト自身がピアノを演奏したことでも知られます。第25番は1786年の作品。最も編成の大きな第24番に比べ、クラリネットは加わらないものの、トランペットとティンパニを加えた編成から生まれる華麗なオーケストラと精緻なピアノ・パートが特徴です。ラハナーの編曲は、ピアノ・パートにはほとんど手を加えず、伴奏部の弦楽四重奏にコントラバスを加えることで豊かな響きが味わえるとともに、管楽器パートの旋律もうまく弦楽器へと移し替えられています。また第25番第1楽章のカデンツァはゴールドスタイン自身によるものです。(2023/12/08 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574477

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番(ヤンドー/コンツェントゥス・フンガリクス/リゲティ)

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.550434

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第21番(I. ラハナーによるピアノ、弦楽四重奏とコントラバス編)(ゴールドスタイン/ファイン・アーツ四重奏団/カリン)

    独奏楽器のための協奏曲は、17世紀の末頃から盛んに書かれるようになり、その多くは作曲家自身が自らを誇示するための手段として用いられ、華やかな技巧が凝らされたスリリングなものとなっていきます。モーツァルト(1756-1791)は、C.P.E.バッハやJ.C.バッハの協奏曲に倣い、ピアノのための協奏曲を27曲(そのうち第1番から第4番までは先人の作品の編曲)遺していますが、そのどれもが自らが演奏するために書かれたものです。しかし、これらの作品を聴くためには演奏会に出かけていくのが必須であった時代、愛好家たちが交響曲や協奏曲などの大掛かりな作品を自宅で楽しむためには、小さな編成に移し変えることが必要でした。もちろんモーツァルトの作品も例外ではなく、彼が活躍していた時代から、様々な作曲家による多くのトランスクリプションが施されてきました。このイグナーツ・ラハナー(1807-1895)による編曲は、弦楽四重奏にコントラバスを加えた、充実した響きを持つものです。この自然な編曲はまさしくモーツァルト自身によるものと言っても過言ではないでしょう。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573398

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、第23番(パシチェンコ/イル・ガルデッリーノ)

    【歴史的ピアノ最前線をゆくパシチェンコと精鋭集団による、対話劇としてのモーツァルト】アムステルダムとヘントの音楽院で教鞭をとりながら世界的な活躍を続けるフォルテピアノ奏者オルガ・パシチェンコと、ベルギーの実力派古楽器集団イル・ガルデリーノによるモーツァルトのピアノ協奏曲録音シリーズに待望の第2弾が登場。『レクイエム』などと並ぶニ短調の傑作=第20番と、オーボエの代わりに一対のクラリネットが印象的な響きを添える第23番、いずれもモーツァルトがウィーンで希代のピアニストとして活躍しながら間もなく《フィガロの結婚》で新たな成功を掴む躍進期の充実作2曲が選ばれています。パシチェンコはもはや「アレクセイ・リュビモフ門下」と紹介するまでもなく強い存在感を欧州第一線で発揮していますが、今作も冒頭総奏部分の通奏低音から絶妙の立ち回りで、経験豊かな奏者たちと対話を続けながら各曲それぞれの物語を引き出してゆく演奏は抜群の瑞々しさ。緩徐楽章の息をのむようなカンティレーナから説得力豊かなアレグロの音使いまで隅々まで聴きどころに事欠かず、ニ短調の協奏曲ではファンタジーに満ちた独自のカデンツァまで披露してくれます。他の奏者たちも古楽器の音ならではの玄妙なニュアンスや鮮烈なアクセントを大いに活かし、「これらの協奏曲をオペラと同じと考え、加わる楽器全てを主人公たちと認識する」(パシチェンコ談、本盤解説より)という一貫した姿勢がありありと示された解釈を披露。トラヴェルソのデ・ヴィンネやオーボエのポンセ―ル、クラリネットのボウドら管楽器奏者にも世界的名手が続々。同レーベルのHAYDN 2032シリーズでも活躍中の技師J-D.ノワールによる古楽器の機微をよく踏まえた録音でお楽しみください。(2024/07/05 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA942

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    モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/マルティーニ:協奏曲第9番/シュテルケル:ピアノ協奏曲 Op. 26, No. 1 (クローネンベルク/キーファ)

    古典派の3曲のピアノ協奏曲をピリオド楽器の演奏で収録した1枚。18世紀に優れた音楽理論家として活躍したジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニはJ.C.バッハやミスリヴェチェク、モーツァルトらに厳格対位法を指導したことで歴史に名を残しており、彼の作品も当時高く評価されました。ここで聴ける彼のピアノ協奏曲は歌心に溢れています。このアルバムに登場するヨハン・フランツ・クサーヴァー・シュテルケルもマルティーニの弟子の一人。ベートーヴェンやウェーバーと親交があったというシュテルケルの作品は当時高い人気を誇り、このピアノ協奏曲もベートーヴェンを思わせるエネルギーに満ちています。そしてモーツァルトの協奏曲はベートーヴェンが愛奏したことでも知られるドラマティックな名作です。名鍵盤奏者ヨルク・クローネンベルクの闊達なフォルテピアノ演奏とバーゼル在住のファゴット奏者、福井美穂が参加するカプリッチョ・バロック管弦楽団の演奏で。(2022/11/25 発売)

    レーベル名:Tudor
    カタログ番号:TUDOR7211

  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(チッコリーニ/ロンドン響/ネゼ=セガン)

    (2018/03/23 発売)

    レーベル名:LPO
    カタログ番号:LPO-0102