モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)
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ここに収録された3曲のピアノ三重奏曲は1788年に作曲されました。この年には最後の3曲の交響曲も書かれており、まさに円熟期の傑作と呼ぶに相応しい情熱溢れる名作と言えるでしょう。K.442の三重奏曲は未完に終わったものを、彼の没後友人であるシュタッドラーが補筆したものです。もともと1つの作品として書かれたものではなさそうですが、作曲時期はほぼ同じ頃とされています。この第1楽章における中間部の転調の妙はまさに天才の技に他なりません。演奏は第1集と同じ、クングスバッカ・ピアノ三重奏団。第3回メルボルン国際室内楽コンクールの覇者たちです。(2009/04/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570519 |
たった2曲しかないのが、残念としかいいようのないモーツァルトのピアノ四重奏曲は、華やかさと同時に深い味わいにも事欠かない超名曲といえましょう。まず第1番の第1楽章はト短調! モーツァルトにとって「宿命的」ともいわれる調性をとっており、決然とした悲愴味が格好良すぎるほどにキマッています。また対照的にト長調をとる、第3楽章のそれこそ跳ね回るような明るさも大変に魅力的です。第2番になると嬉遊的性格はさらに強まり、ピアノパートもいよいよ華麗さを増した大活躍を見せ、室内楽曲とピアノ協奏曲のいいとこ取りといった感もある、華やかな音楽となっています。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554274 |
「ブダペスト」を名乗るも、1936年にはすべて亡命ロシア人によって編成されていたといういきさつがあるBSQですが、その研ぎ澄まされたアンサンブルの見事さは受け継がれ、今なお伝説となっています。そこへ加わったのが異色とも思える二人のソロイスト。セルの音楽家としてのキャリアが、実は神童ピアニストとして始まったというのは、ファンならばよく知るところ。既にアメリカで指揮者としての確固たる地位を築きながら、なおピアニストとしての腕前が全く衰えていなかったことがわかります。ベニーは言うまでもなくジャズ・クラリネットの王。この録音の時ばかりは奔放なスウィングを抑え、上質で見事な調和ぶりを聞かせてくれます。(2007/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111238 |
どうしても独奏用ピアノ曲に比べてマイナーなイメージもあるモーツァルトの4手のピアノ(連弾)のための作品ですが、実はこちらの方が(単に音が多いという以上に)より多く楽器が伸びやかに鳴る書法が見られ、楽想も概して華やかな分、親しみやすくもあるのではないでしょうか。K.381のソナタはニ長調という調性をとる彼の他の作品の多くに見られるよう、祝祭ムードに溢れて無上の楽しさを与えてくれます。一方K.521のソナタでは後期の作品らしく、明るい響きの中からある種の落ち着きすら感じさせてくれるのは流石です。また幻想曲はモーツァルトが晩年に傾倒した対位法的書法を堪能することができます。(2000/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553518 |