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モーツァルト, ヴォルフガング・アマデウス(1756-1791)

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    ラモー/モーツァルト/ラヴェル:リード五重奏のための編曲集(ウィーン・リード五重奏団)

    ウィーン・リード五重奏団はサクソフォンを交えたユニークな楽器の組み合わせにより、従来の管楽五重奏とは大幅に異なる新鮮で爽やかなサウンドを生み出します。このアルバムでは、ラモーとラヴェルという2人のフランスの大作曲家の作品を中心に演奏。ラモーの組曲「勝ち誇った女」の原曲は鍵盤曲ですが、ヘッケマの編曲は作品の持つ軽やかさと生き生きとした対位法を丁寧にくみ取り、管楽器のための新たな作品に生まれ変わらせています。そのおよそ200年後のラヴェルの「クープランの墓」は古典的な様式の中にフランス近代の響きを織り込んだ作品。原曲はピアノ曲で、管弦楽編曲版もありますが、ここで聴けるのはやはり軽やかで洒脱な響きです。間に置かれたモーツァルトの幻想曲の端正かつ荘厳な響きも聴きどころです。(2018/11/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.579021

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    ワンダ・ランドフスカ ポーランドの舞曲集(1946, 1951)

    リスト、ブゾーニ、ゴドフスキーを始めとした多くのロマン派のピアニストたちが、バロックおよびそれ以前の音楽を編曲し、そのスタイルは近代のピアノおよびその奏法に即した和声的強化、対位法的処理などのロマン派的な技法に溢れていました。その編曲で弾かれるのが普通であった時代、なおロマン派的なアプローチは残っているとはいうものの、作品の書かれた当時の様式を回顧しつつハープシコードで弾くランドフスカの演奏スタイルは、大きな潮流にくさびを打ち込んだようなインパクトがありました。ともすれば衒学的な罠に陥り、無味乾燥な演奏スタイルに陥りがちな古楽器の演奏ですが、彼女は滋味溢れた雄弁な音楽を作り上げています。(2005/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111055

  • リスト/ベルク/モーツァルト/マンスリアン:ピアノ作品集(シリニャン)

    「旅」と題された美しいピアノ曲集。ピアニストのシリンヤンは2006年ミュンヘン国際音楽コンクールの入賞者であり、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍しています。2009年にはデンマークの音楽批評家協会から年次賞、2010年には「デンマークのラジオP2アーティスト賞」を授与されるなど北欧でも評価が高い人です。このアルバムでは、リストとベルク、モーツァルトとアルメニアの作曲家マンスリアンの作品を演奏していて、各々の曲に対する彼女の思いがブックレットに付されており、中でもモーツァルトのソナタについては、彼女がホロヴィッツの実演に触れた際の強い印象が語られるなど、一歩踏み込んだ思い出が感じられます。(2012/10/24 発売)

    レーベル名:Solo Musica
    カタログ番号:SM173

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    リチャード・イッター・アーカイヴからの偉大なソリストたち(D. オイストラフ/ヘンデル/デ・ヴィート/カンポーリ/ネルソヴァ/ブルショルリ/ブレイン)(1953-56)

    【リチャード・イッター・アーカイヴに残る巨匠たちの名演を一堂に!】英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。今回の4枚組には、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、そしてホルンの巨人たちがソリストとして残した記録を集めています。指揮者やオケとの丁々発止のやり取り、いざとなれば他は置き去りにして一人で突っ走ることも辞さないという、往年の巨匠たちの妥協なき妙技をたっぷりと堪能することができます。近年再評価の機運高まっている幻のピアニスト・ブルショルリの貴重な録音と、天才デニス・ブレインの神業ホルンを収めたDISC4は特に注目です。(2019/07/12 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5159

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    リヒテンタール博士のモーツァルト~弦楽五重奏による交響曲集(パンドルフィス・コンソート)

    パンドルフィス・コンソートによるモーツァルトの協奏曲、管弦楽作品を室内楽で演奏するシリーズ「リヒテンタール博士のモーツァルト」の続編が登場。アルバム・タイトルにある「リヒテンタール博士」とは、ブラチスラヴァ生まれの医師・作曲家ペーター・リヒテンタール(本名:ヴォルフガング・マイヤー)のこと。彼はモーツァルトの熱烈な信奉者で、モーツァルトの妻コンスタンツェや2人の息子とも親交がありました。リヒテンタールはレクイエム(GRAM99188)やピアノ協奏曲第20番、ピアノ・ソナタ第14番(GRAM99268)をはじめとした数多くのモーツァルト作品の編曲版を遺しています。このアルバムでは後期の傑作、交響曲第40番と第41番を弦楽五重奏に編曲した版を収録。通常の弦楽四重奏の編成に比べ、ヴィオラ2本が醸し出す豊かな内声の響きを存分に堪能できます。(2023/08/18 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola99300

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    リヒャルト・タウバーのオペラ・アリア集第2集(1926-1946)

    20世紀前半の最も偉大なテノールの一人、リヒャルト・タウバー。聞く者をうっとりさせる絶美の甘い声からワーグナーも歌える張りのある強い声まで幅広く歌える抜群の表現力で、聴衆を魅了してやまないスーパースターでした。タウバーが「ドン・ジョヴァンニ」に出演するとジョヴァンニを食ってしまって「ドン・オッターヴィオ」になってた、なんて笑い話も。この第2集には、20年に渡る録音から独伊仏の様々なオペラからアリアを選び抜いています。彼がドイツ初演を歌ったプッチーニの「トゥーランドット」もヒロイック!(2005/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111001

  • リムスキー=コルサコフ/コンパネック/J.S. バッハ/ダウランド/ワルトトイフェル:ブラス・アンサンブル作品集(カナディアン・ブラス・テイクス・フライト)(カナディアン・ブラス)

    1970年に結成された、世界で最も有名な金管五重奏団カナディアン・ブラス。100を越えるCDやDVDのリリースを始め、海外での公演からオリジナル作品の演奏まで幅広く活躍している団体です。結成から40年を経て、少しずつメンバーの交代もありますが、彼らの音楽性は一貫して変わることなく、常に最高の音楽を供出しているのが素晴らしいところです。もちろん「白いスニーカー」も。このアルバムはトロンボーンのリアルマコプーロスを加えた新生メンバーになってからの初めてのアルバムであり、また彼らの新しいカスタムメイドの楽器(金メッキ)の演奏での初アルバムでもあります。エキサイティングな1枚!(2012/12/19 発売)

    レーベル名:Steinway and Sons
    カタログ番号:Steinway30008

  • ルドルフ・バルシャイ・コレクション - 管弦楽と室内楽作品集

    【日本でも大人気を博した指揮者バルシャイ、生誕95周年記念アルバムが登場!】1924年、ロシアのラビンスクに生まれ、モスクワ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学び、当初はヴィオラ奏者として活動を始めたルドルフ・バルシャイ。1955年から指揮者に転向、自ら創設したモスクワ室内管弦楽団を率いて、ソ連国内で活発な活動を行い、同世代の作曲家の作品を次々と初演。なかでもショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は自ら「室内交響曲」に編曲するなど、アレンジャーとしても素晴らしい成果を上げています。また、晩年は若いころから愛していたというマーラーの「交響曲第10番」を補筆完成、録音を残したことでも知られています。この5枚組では、優れたヴィオラ奏者としての活動と、指揮者としての非の打ちどころのない完璧な演奏を3枚のアルバムに収録、残る2枚には、晩年、病床にあっても編曲を続けていたという「フーガの技法」全曲と、同じくバルシャイが編曲したプロコフィエフの小品を併せることで、彼の音楽に対する愛情と偉大な功績を探ることに成功しています。(2020/03/27 発売)

    レーベル名:Melodiya
    カタログ番号:MELCD1002600

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    レイエ/シマノフスキ/コルネリウス/ベートーヴェン/グルック/ハッセ/モーツァルト:合唱と管弦楽作品集(グイダ/シュナイト)

    19世紀、かのヴィクトル・ユゴーは自作の詩集「東方詩集」の序文に「ルイ14世の時代、古代ギリシャ文化の研究家は東洋文化にも明るくなければならなかった」という趣旨の言葉を記しました。ヨーロッパにおいて、東洋=オリエンタルはいつも幻想の地であり、この地への憧憬は一種の流行ともなっていたのです。画家も文学者も音楽家も、はるかなる地へ想像の翼を広げ、思い思いの作品を仕上げていきました。CD1に収録されているレイエは、現在ではほとんど忘れられてしまった作曲家ですが、1906年のレジオン・ドヌール芸術部門の叙勲者で、文学にも広く通じ、エキゾチックな作品を書いたことで高く評価されました。時代的にそれほど革新的な音というわけではありませんが、なかなか趣味のよい音楽です。かたや、シマノフスキの野趣溢れる音楽には驚くばかりです。ムエジンとは祈祷時報係のことで、声と管弦楽との狂おしいほどの絡みあいが見事です。CD2はめくるめく色彩のオンパレード。CD3は2人の作曲家による「シェエラザード」の聴き比べです。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix420

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    ヨゼフ・レヴィーン 録音全集(1920-1937)

    スクリャービンが過酷な練習を自らに課し、危うく右手を損なうところになったのは、レヴィーンの演奏するリストの「ドン・ジョヴァンニの回想」を聞いたため。このあまりに有名なエピソードが示すよう、レヴィーンは19世紀の名技主義を代表する巨匠の一人として、押しも押されぬ存在でした。生前開いたコンサートの回数も録音も少ないため、一般の知名度はさして高くないものの、ピアノ愛好家の間ではこのCDに収録されている「美しき青きドナウ」の絢爛たる演奏は、伝説とも目されています。競演する妻ロジーナも同じく名をはせた名演奏家かつ名教師で、中村紘子氏がニューヨーク留学時代に薫陶を得たことでも知られています。(2002/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110681