モーツァルト, フランツ・クサヴァー
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ピアノ、チェロの2つの楽器を弾きこなすエレナ・ガポレンコ。ロシア生まれの彼女の目を通して描かれる1815年から1840年頃のウィーンの音楽集は、ウィーンという都市が音楽の首都であり、世界中の音楽家の憧れの街であることを教えてくれます。アルバムはクララ・シューマンの夢見るようなスケルツォとロマンスで始まり、ウィーンを象徴するシューベルトの作品から、出版業者ディアベリがとりまとめた「当時、ウィーンで活躍していた音楽家たち」の作品を経て、ベートーヴェンの珍しいポロネーズをはさみ、最後はシューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」で幕を閉じるというストーリー性豊かな選曲になっています。(2019/06/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1707 |
モーツァルトの四男で末っ子のフランツ・クサヴァー・ヴォルフガングの鍵盤作品集。カダジナ・ドロゴスが弾くフォルテピアノによる演奏です。生後4か月で、父・ヴォルフガングが亡くなり、直接教育を受けることはありませんでしたが、父にピアノを習ったフンメルや、サリエリに師事。特にサリエリは「父親にもひけをとらない才能」と、彼について好意的な発言を残しています。偉大すぎる父親の影に隠れ、音楽史上、あまり注目されることのないフランツですが、初期の「ロンドヘ長調」の頃より、父モーツァルトやハイドンの影響から脱却した独自の魅力的なスタイルが見てとれます。16歳の頃の「ソナタト長調」は、第4楽章にかすかなベートーヴェンの影響が感じられる、当時流行した舞曲などを取り入れた独自の路線による意欲作。最近オーストリア国立図書館で初稿譜のコピーが発見され、世界初録音としてここに収録されているOp.20は、レームベルク在住時代からスラヴやロシアのメロデイに惹かれたという彼らしい、ロシアの主題による変奏曲。Op.22は「憂鬱な」というタイトルとは裏腹に、父親の影から解き放たれたような自由な姿が感じられる傑作です。(2020/01/17 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD260 |