ペポーリ, カルロ
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録音史上最も有名なテノールのひとり、エンリコ・カルーソー(1873~1921)の全録音を集めたシリーズの第7巻。ここでは独唱曲のほか、かれが主要な活動拠点としていたアメリカのメトロポリタン歌劇場のスターたちとの重唱、さらに名ヴァイオリニストのミッシャ・エルマン(1891~1967)との共演が聴けます。カルーソーはオペラの全曲録音を行いませんでしたが、いくつかの重唱録音を残しており、アンサンブルの一員としてのかれの歌いぶりを、そこに偲ぶことができます。3人のソプラノなど共演歌手たちは、いずれも後世に名を残す歌手ばかりです。(山崎浩太郎)(2002/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110724 |
1981年、ドイツのレオンベルクで生まれ、ミュンヘンの音楽芸術大学で学んだソフィア・ブロンマー。彼女は1998年と1999年にドイツ連邦の「青少年音楽コンクール」で賞を受賞、そして2008年には「バイエルン芸術賞」、2009年には「アウスプルク劇場賞」も獲得しています。2012年には超難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に輝き、観客賞と特別賞も授与されています。デビュー・アルバムではシューマンやリヒャルト・シュトラウスなどのドイツ歌曲を歌い、完成度の高い表現力を披露しましたが、今回はベルカントのアリアを歌うことで、全く違う表情を見せてくれています。ベッリーニやドニゼッティ、そしてバーンスタインでは超絶技巧を駆使し、ヴェルディやレオンカヴァッロでは極めて抒情的な歌唱を聴かせます。今後の活躍が楽しみな歌姫です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1808 |
40代半ばを過ぎたジーリは、生来の柔らかい歌い口に加え、力強さと円熟した充実感も増し、まさしく黄金の声を響かせていました。このCDではカンツォーネなどのポピュラー名曲を多く収録、当時圧倒的な人気だったジーリがいかにイタリア国民を熱狂させていたかを改めて思い起こさせてくれます。また「ジョヴィネッツァ」と「ローマへの讃歌」というファシスト党に利用された歌もジーリ人気を当てこんだもの、大戦前夜の空気を今に伝える貴重な時代の証言でもあります。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110270 |
1941年から1944年まで続いた「レニングラード包囲戦」。ドイツ軍がレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)を900日近くに渡って包囲するも、市民はずっと耐え抜き、後にスターリンから「英雄都市」の称号が与えられたという伝説的な戦闘です。その際、ショスタコーヴィチは前線で戦う兵士たちのために、民謡からオペラ・アリアまで「有名な歌」をロシア語で歌えるようにアレンジし、彼らの士気を高めるための貢献をしました。チェリストやヴァイオリニスト、歌手たちはトラックの荷台に乗り込みこれらの歌を面白おかしく演奏。寒さと飢えに耐える軍隊に希望とユーモアを与えたのです。ショスタコーヴィチのアレンジャーとしての手腕が再確認できる1枚です。(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0121 |
世紀の名テノール、ジョン・マッコーマックのコレクション第11集です。1884年にアイルランドで生まれたマッコーマックは、最初公務員を目指していましたが、ダブリンの教会で聖歌隊に参加したとき、自らの音楽への探究心に火がついたと言います。その後猛勉強を続け、オペラにデビューするも、やがてはコンサート歌手として活躍することを決意します。多くの歌曲を当時のSPレコードに録音し、それを復刻した何枚ものアルバムが発売されていますが、この録音集のユニークなところは、同じ曲の別テイクが収録されているところでしょうか。現代のような録音技術(編集技術)もなかった時代、1回ごとのテイクに漲る緊張感といったら、それは言葉では尽くせないものです。実際に使われたのがどのテイクなのかわからないものもありますが、どのテイクにも真摯な魂が込められていることは間違いありません。クライスラーが参加している曲や、エドウィン・フィッシャーがピアノ伴奏をしている曲、そして4つの未発表テイクも含まれた、ファンにとっても嬉しい1枚です。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111402 |
ヒロインのルチア役を歌うリーナ・パリューギ(1908~80)は、30年代から40年代にかけてのイタリアを代表するコロラトゥーラ・ソプラノです。先輩のトーティ・ダル・モンテの流れを継ぐ彼女は、マルゲリータ・カロージオとともに、マリア・カラス出現以前の典型的なルチア歌いでした。歌手としての衰えは早く、40年代後半の全曲録音などでは冴えませんが、この39年録音は全盛期の状態をつたえる貴重なものです。相手役のジョヴァンニ・マリピエロ(1906~70)はパドヴァ出身の歌手で、大戦中にはイタリア各地で活躍したテノールです。(山崎浩太郎)(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110150-51 |
若く優れた歌手には、その時期ならではの新鮮な魅力がたっぷりです。ここに集う5人は皆若いながらも既に大劇場で主役を歌っている実力者ばかり。メトでオクタヴィアンを歌い絶賛されたクリスティーネ・ジェプソン。小澤征爾音楽塾でドン・ジョヴァンニを歌ったマリウス・キーチェン。コロラトゥーラも鮮やかな美声バス、ヴァレリアン・ルミンスキ。ヴェルディで目覚ましい評価をあげているインドラ・トーマス。そして既にメトでスターの仲間入りをしているマシュー・ポレンザーニ、瑞々しいハイCを軽く出した上にそのままピアニッシモに減衰してしまう超人技は一聴の価値あり!(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557309 |