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ダラクール, A

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    オッフェンバック:オペレッタ・アリア集(デヴォス/ミュンヘン放送管/カンペローネ)

    2019年はクララ・シューマンやスッペとともに、オペレッタの神ともいうべき異才オッフェンバックの生誕200周年でもあるところ、この作曲家の作風の機微をあざやかに伝える注目盤がAlphaから登場します。エリザベート王妃国際コンクールでの受賞を機にわずか数年で世界から注目を集める歌手となったジョディ・ドヴォが、オッフェンバックの膨大な作品群から有名・無名作を問わず超絶技巧がきわだつアリアを厳選、「シャンゼリゼのモーツァルト」の綽名のもと絶大な人気を博したかの作曲家の作風を縦横無尽、巧みな選曲で味あわせてくれます。国内仕様は詳細解説・歌詞の訳も添付。2、3の有名作以外は多くの人が意外に知らないオッフェンバック芸術を、フランス19世紀の希少作品蘇演でも確かな実績を築いてきた南仏の才人指揮者カンペローネのタクトとともにじっくり味わえる1枚です。(2019/02/13 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA437

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    オッフェンバック:喜歌劇「追い出された亭主」(プラーサ/オジー/メッツァーロ/ベニテス/フィレンツェ五月音楽祭管/ガッリ)

    短いながらもまとまりのよい皮肉と諧謔に満ちたコメディオッフェンバックの生誕200年を記念し、フィオレンティーノ・マッジョ・ムジカーレ(フィレンツェ5月音楽祭)劇場で上演された1幕物の喜歌劇《追い出された亭主》。1859年に初演されたこの作品は、オッフェンバックが活躍した当時のフランスのブルジョワ社会の風俗を描き、風刺の効いたストーリーとともに、オッフェンバックらしい愉快なポルカ、マズルカ、ワルツなどが各場面に散りばめられています。フランスではしばしば上演され、人気を博していますが、今回の上演のために新たなオーケストレーションが施されており、一層色彩豊かな音楽が楽しめます。実力派の歌手たちによる絶妙なやりとりも聴きどころで、ヴァレリオ・ガッリの軽妙洒脱な音楽作りも魅力的です。(2019/12/27 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7844

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    J. シュトラウスII:喜歌劇「メトゥザレムの王子」(ドレスデン州立オペレッタ管/タイス)

    1874年、ヨハン・シュトラウスとその妻イェッティはパリに滞在し、その地でオッフェンバックの作品について検討していました。彼の見込みによると、「もうオッフェンバックの時代は終わった」と断言してはみたものの、ウィーンで上演予定の新しいオペレッタの台本は、どうみても「オッフェンバック風」のものだったのです。シュトラウス自身は、この台本について、前述の理由から懐疑心を抱いたものの、付けたメロディは極上のものだったためか、1877年のカール劇場での初演時には大成功を収め、公演回数は80回を超えたといいます。
    小競り合いを繰り返している小さな2つの国が同盟を結ぶために、領主の娘と息子が結婚させられることになります。政略結婚はしたくないと嘆く娘のために、大掛かりな仕掛けをする一方の国の領主。しかしその意に反し、結婚相手であるメトゥサレムを一目みた娘は、そのとりこになってしまいます。「おいおい、話が違うじゃないか」と慌てる父。何しろ、実は相手国の領主の妻に片思いしていたからです・・・。最後はハッピーエンドで終わる物語で、シュトラウスらしく人々の心の機微を絶妙に描いています。(2012/06/13 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777747-2