エッレル, ヘイノ(1887-1970)
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いやあ、前も書いたが、私、歌モノは日頃カーメン・マクレエやメレディス・アンブロッジオなんぞを愛聴してるもので、このベッシー・スミスとか、ダイナ・ワシントンとかは苦手なのですねえ。とは言え、日本版「ブルースの女王」淡谷のり子よりは100倍はアーシーで(でもファンキーではない、あまりにストレートだからかな)「浸透力」は高いです。ここではピアノだけの伴奏も多く、ナマのベッシー・スミスが堪能できます。フレッチャー・ヘンダーソンのピアノは丁寧で小味。この時代のブルースって、意外といわゆる12小節ブルースの典型的コード進行からはずれているのが多いのが私には収穫でした。(2004/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Jazz Legends |
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カタログ番号 | :8.120702 |
力強さと豊かさを兼ね備えた近代エストニア音楽の基礎は、対照的な2つの流派、ヘイノ・エッレルの国際的な視点と、タリン音楽院で教授を務めたアルトゥール・カップ(1878-1952)が育んだ職人技によって形作られました。このアルバムには、世界初録音となるエッレルのチェロ作品全曲に加え、彼の弟子であるオヤとトゥビンの作品と、カップの弟子、ヴィレム・ライマンとヘルマン・カントの作品を収録しています。ライマンとカントは非常に異なるキャリアを歩み、エストニアで教授を務め尊敬を集めたライマンに比べ、カントはアメリカ亡命中にわずか46歳で人知れず世を去っており、彼の2作品は、およそ半世紀ぶりの録音となります。演奏するヴァッレ=ラスムス・ローツは、1994年エストニア生まれのチェリスト。指揮者としての活躍も期待される奏者です。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Next |
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カタログ番号 | :TOCN0033 |
エストニアの作曲家ヘイノ・エッレルのピアノ作品集第2集です。第1集(TOCC0119)でもその豊かな楽想には驚かされたのですが、こちらも様々な音楽に満ちています。4分ほどのソナチネは単一楽章で書かれていて、簡潔な対位法と、深く抒情的な旋律がマッチしています。1948年に完成された「8つの小品」は、少なくとも半分の曲は以前に書かれていたと見られ、快活で明朗な作品です。また、彼の作風が端的に表れている「前奏曲集第3集」は、対照的な雰囲気を持つ4つの小曲で、スクリャビンを思わせる神秘性すら備えています。全7集のリリース予定。これからも楽しみです。(2012/07/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0132 |
エストニアの作曲家ヘイノ・エッレル。サンクトペテルブルク音楽院でヴァイオリンを学び、いくつかのオーケストラで演奏。管弦楽曲を40曲ほど作曲し、優れた教育者としてトゥビンやペルトをはじめ数多くの弟子を育て「エストニア近代音楽の父」と呼ばれています。また、エッレルのピアノ曲は合計206曲が確認されており、これはエストニアのクラシック音楽の中でも最大級の作品群です。しかしそのほとんどは演奏されることがなく忘れられており、この第8集も「夕べの歌」を除いて世界初録音。アルバムには1912年から1960年の半世紀にわたって書かれた小品が収録されており、どれもグリーグを思わせる抒情的な雰囲気を湛えています。シリーズを通じてエッレル作品の普及に力を注ぐピアニスト、ステン・ラスマンが共感溢れる演奏を聴かせます。(2022/02/18 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0637 |