エルベン, カレル・ヤロミール(1811-1870)
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2010年からウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めるコルネリウス・マイスター。2016年の来日時も素晴らしい演奏で聴き手を魅了しました。幅広いレパトリーを誇るマイスターが選んだ今回のアルバムの収録曲はドヴォルザークの「幽霊の花嫁」。1884年に作曲されたこのカンタータはあまり演奏される機会がありませんが、「恋人の死を知らない少女が彼の生還を祈ると、幽霊が現れ彼女を黄泉の国に誘おうとする」というチェコの詩人、ヤロミール・エルベンの台本に合わせ、随所にチェコの民謡風の美しい旋律が使われた魅力的な作品です。当時イギリス訪問を好評のうちに終えチェコを代表する作曲家となり、多忙ながらも心に余裕が生まれたドヴォルザークの充実した作曲技巧が伺われる中期の傑作です。/(2017/05/19 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5315 |
作品の量の多さもあって、その全貌を把握するのは容易ではないマルティヌー。しかしその作品を知った人は、他には無い個性に魅了されている筈。ナクソスは、歌曲という、殆どその魅力を知られていないジャンルにおけるマルティヌーをご紹介します。世界初録音も多数となる当盤の収録曲は、本当にこれが初録音なのと疑いたくなるほどの佳曲が揃います。詩もフランス語なら音楽もフランス近代風の曲もあれば、「子猫」などを代表とする可愛いとしか形容の言葉がない曲も。そして最後の歌劇「聖母マリアの奇跡」からの抜粋の音楽の深さは圧倒的。このマルティヌーの小宇宙は、多くの聴き手を驚かせることでしょう。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557494 |
生涯に数多くの作品を残したマルティヌー。彼はインタビューの中で「作曲していない時には、歌曲を書いていた」と語っていました。ここでの「作曲」というのは大規模で複雑なオーケストラ作品を書くことであり、歌曲を書くことは彼にとっての休息であったようです。そのせいか、七割以上はチェコ語で書かれた「個人的独白」である膨大な数の歌曲は「重要でない」という理由で、マルティヌーの死後何年間も無視されていました。しかし、フロチョーヴァ(ワリンゲローヴァから改名)とコウクルは、全曲演奏すると6時間を超えるマルティヌーの全ての歌曲に挑み、7年間で全曲録音を完成(このアルバムが完結編となります)。2人の素晴らしい演奏も功を奏し、これらの歌曲がようやく見直され始めています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573823 |