グリュッツマッハー, フリードリヒ(1832-1903)
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古典派のチェロ協奏曲の中でもとびきりの名曲を3曲お届けいたします。ハイドンの協奏曲は現存しているのはこの2曲のみ。それも第1番は曲の存在は知られていたものの、楽譜自体はずっと失われていて写譜が発見されたのは1961年になってから。1962年にミロシュ・サードロが復活蘇演してからようやく身近なものとなりました。第2番は、偽作の疑いも強かったのですが、自筆譜が1954年に発見されてからようやく真作であろうと結論付けられたのです。かたやボッケリーニの協奏曲は、彼自身が名チェリストであったこともあり、華やかでチェロの超絶技巧が駆使された素晴らしいものです。日本でもすっかりお馴染みとなったチェリスト、ルドヴィト・カンタの説得力あふれる演奏に耳が釘付け!聴いているだけで気持ちのいい1枚です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.550059 |
ピアノ、あるいはヴァイオリンに比してレパートリーが限られるチェロ、それだけに、美しいメロディーと華麗な名人芸、そして豊かな音楽性の三拍子が揃った、ボッケリーニのチェロ協奏曲の存在は、大変に貴重です。どの曲もが、その技巧面(重音、超ハイ・ポジションによる高音etcは、信じがたいレヴェルの高さです!)と音楽面の双方において、18世紀末の作品とは思えないモダンな味わいで、聴くものを魅了します(有名な「メヌエット」だけがボッケリーニではないのです!)。3巻からなる当シリーズ、最終巻となる本盤では、ソロを務めるウォールフィッシュ自らが、カデンツァまで書き下ろし、入魂の演奏で挑みます。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557589 |
チェロという楽器の特性を前面に出し、その技巧と旋律美の融合を図り、華麗なる独奏者として立たせたのは、おそらくボッケリーニが最初でしょう。近年この9番のオリジナル版も演奏されるようになりましたが、グリュッツマッハーの優れた編曲がこの作品を流布する助けになったのは否めません。カザルスは技巧を惜しみなく披露しながら、持ち前の旋律線を浮き上がらせる力量を持って、この録音を名盤として残しました。ハイドンの協奏曲は第3楽章が欠落していますが、SP盤では発売されなかったテイクです。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110305 |
フォーレは通好み度の高い作曲家の一人として名を馳せますが、彼の「パヴァーヌ」の妖しいまでの美しさは万人を感動に誘います。荘重な歩みを持つピチカートの伴奏の上で、対旋律と幻想的な和声と絡み合いながら歌われる旋律の典雅さは、天上的ですらあります。また「アダージョ・ブーム」は去りましたが、アルビノーニやマルチェルロの「アダージョ」を初めとする「バロック通俗名曲」もやっぱりいいものです。古楽器演奏の趨勢は高まる一方ですが、この曲に代表されるロマンティックな味付けによるバロック演奏は、これからも人々の心の糧となり続けるでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556603 |