ペレス, ダヴィド(1711-1778)
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新スペイン(ヌエバ・エスパーニャ)とは、1519年から1812年まで存在した北アメリカ大陸、カリブ海、太平洋、アジアにおけるスペイン帝国の副王領を指す名称のこと。このアルバムでは18世紀にこの地で活躍した作曲家たちの作品を聴くことができます。ナポリで生まれリスボンの宮廷作曲家になったダヴィド・ペレス、スペインで生まれ100曲以上の歌曲を書いたルイス・ミソン、優れたヴァイオリン奏者であり、この楽器のために多くの作品を書いたホセ・エランドをはじめ、イタリア出身の音楽家として初めて新スペインの教会音楽家となったサンティアゴ・ビリョーニや、やはりイタリア出身でメキシコシティで活躍したイグナシオ・デ・エルサレムなど、イタリアの伝統を受け継ぎながらも、新スペインの文化や儀式に影響を受けたユニークな作品が並びます。また収録されている3曲の交響曲はどれもイタリア・オペラの序曲の形式で書かれており、ここでも独特の進化を遂げた文化の折衷を知ることができます。カメラータ・アントニオ・ソレールと指揮者ハビエル・ホセ・メンドーサの演奏で。(2022/11/25 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100208 |
【ナポリ楽派屈指の俊才ならではの隠れた傑作、インヴェルニッツィの美声とともに】ナポリのダヴィデ・ペレスはエマヌエル・バッハやグルックより3歳年上で、オペラの大家として生前絶大な人気を誇り、遠くウィーンにまで名声を轟かせました。後半生はリスボンで王室作曲家として活躍しますが、1754年のリスボン大地震を境にオペラはほぼ継続不能になり一転、宗教曲にその才能の発露をもとめ、ここに聴くようなナポリ楽派のオペラにも通じる傑作教会音楽が世に残りました。ギスリエリ・コンソートによって日の目をみた『死者のための朝の祈り』は、今でいうハロウィンに演奏されていた重要な祈りの音楽。ホルンやファゴットまで動員した豪華な管弦楽が充実した古楽器演奏で響きわたるなか、合唱と独唱を行き来する声楽パートでは名歌手ロベルタ・インヴェルニッツィがあざやかな歌唱を披露。のちにArcanaで同じアンサンブルがリリースすることになるペルゴレージやヨンメッリの録音にも通じる、発見の喜びに満ちた古楽器アルバムとなっています。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A906 |
13世紀後半、それまでローマ帝国にあった支配権が、フランスのアンジュー家に移ってから500年以上、ナポリ王国の首都として栄えた街ナポリ。社会的にも政治的にも、そして芸術的にも重要な都市として、周辺国を圧倒する力を持っていました。そんなナポリ、17世紀頃から目を見張るほどの素晴らしい音楽が生まれ始め、18世紀にはパリ、ロンドンに次いで3番目の大都市となり、数々の歌劇場が建設され、名実ともに音楽の中心地となりました。この頃、この地で数多く書かれたフルートのための協奏曲を集めたこの1枚。どれも技巧的であり開放的な気分と明るい曲調を持っています。活気に満ちた都市の雰囲気を映し出す楽しい曲集です。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7674 |