ドーズ, チャールズ・ゲイツ(1865-1951)
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1840年代にベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスによって考案された「新しい楽器」サクソフォン。現代ではクラシック音楽からポップス、ジャズ、ロックなど幅広い分野で人気を獲得している楽器ですが、マルセル・ミュールが登場するまでは正当な評価を得ることはできませんでした。しかし、ミュールの少し前の時代にも素晴らしい奏者が存在していました。ジャズ黎明期のアメリカで活躍したルディ・ヴィードフです。「サクソフォンのクライスラー」と呼ばれ、自作自演が爆発的人気を呼んだことで知られていますが、なぜか彼の死後はすっかり忘れられてしまいましたが、須川展也が何曲かの作品を自身のレパートリーに組み込んだことで、少しずつ人気が復興しています。彼の妙技を心行くまで堪能できる1枚です。(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Clarinet and Saxophone Classics |
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カタログ番号 | :CC0018 |
1919年から1924年にかけての、クライスラーの珠玉の録音集です。1914年に勃発した第1次世界大戦で、重傷を負い除隊後はニューヨークに戻ったクライスラーですが、アメリカにとってオーストリアが敵国だったため、演奏活動は自粛し、そのかわりにオペレッタ「りんごの花ざかり」の作曲などに力を入れていたのです。その後少しずつ演奏会を再開しますが、やなりまだ「敵国人」とみなす米国在郷軍人会からの反発もあり、なかなか思うような活動はできなかったようです。しかし、この録音が行われた頃には理解も進み、彼は思う存分美しい調べを奏でていたのです。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111398 |
クライスラー(1875-1962)によるビクター・トーキング・マシーン・カンパニーへの録音集の第6集です。これでこのシリーズは完了となります。この録音が行われていた時期のクライスラーと妻ハリエットは素晴らしく充実した生活を送っていました。結婚から22年を経て、ようやく瀟洒な自分の家をベルリンに持ったのです。しかし、迫り来る戦争はこの幸せを10年足らずで奪ってしまいました。美しい家は第二次世界大戦の終わり近くに、連合軍の爆撃に寄って破壊されることとなってしまったのですが、この頃の彼らには、そんな未来は想像もできなかったかのではないでしょうか。そして1938年には戦禍を離れパリに移住することとなるのです。この1925年のセッションでは多くの曲が録音されるも、リリースされなかったものも多かったのですが、ラロの第2楽章のテスト版が残存していました。また未発表であったチャイコフスキーの「カンツォネッタ」も美しい響きに満たされています。(2015/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111400 |