シャルヴェンカ, フィリップ(1847-1917)
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ピアニスト、作曲家として知られるポーランド系ドイツ人作曲家フィリップ・シャルヴェンカの作品集。彼の3歳違いの弟フランツ・クサヴァーも優れた音楽家でした。フィリップは、ベルリンの新音楽アカデミーで弟とともに音楽を学び、1874年にはコンサートで自作の序曲と交響曲を発表、当時ドイツの作曲家たちの最先端を行く存在として注目されましたが、華やかな作風を用いた弟に比べ、作風が保守的であったためか、その作品は死後ほどなくして忘れられてしまいました。しかし、最近になって彼の作品が見直され始め、演奏の機会も増えてきています。このアルバムで、ポルトガルのピアニスト、ルイス・ピーパが演奏するピアノ曲は、どれも中期の作品。シューマンやブラームスを思わせる内省的な雰囲気を持ちながらも、突然変拍子が挿入されたり、ユニークな和声進行があったりと印象派の響きに近づいているものがあり、とても魅力的です。(2020/02/07 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0521 |
ポーランド系、ドイツの作曲家フィリップ・シャルヴェンカは、3曲の交響曲の他、ヴァイオリン協奏曲や室内楽などを作曲していますが、同じく作曲家で世界的なピアニストしても活躍した弟フランツ・クサヴァーの影に隠れがちな存在でした。しかし近年、彼の作品が次々と見直され始めています。フィリップは教師としても優れており、1881年に弟クサヴァーがベルリンとニューヨークに開校した「シャルヴェンカ音楽院」では楽理と作曲を指導し、偉大な指揮者オットー・クレンペラーやオスカー・フリートなどを輩出しています。また当時の指揮者、ニキシュやハンス・リヒターなどがフィリップの交響曲を演奏していました。ここでは決して多くはない彼の作品の中から、ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための室内楽作品を収録。フィリップの妻マリアンヌは名ヴァイオリニストとして活躍していたこともあり、弦楽器の扱いが見事です。ここでヴァイオリンを演奏するのは、1997年にエリザベート王妃国際コンクールで2位受賞の名手ブロイニンガー。ヴィオラは2005年ジュネーヴ国際コンクールでヒンデミット賞を受賞したベルトー。ピアノは世界的なドイツの奏者、トリンドルです。 (2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5391 |