Telschow, Wilhelm
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もしバッハの受難曲がロマン派風味で味付けされたらどうなるか?その想像を音にしてくれたのが、レーヴェ作曲「受難オラトリオ」です。レーヴェと言えば小規模な歌曲(バラード)とくるのが一般的ですが、このような大曲も残していたのです。19世紀前半と言えば、メンデルスゾーンがバッハ「マタイ受難曲」を蘇演した時代背景があり、その後レーヴェ自身も「マタイ」や「ヨハネ」を指揮した記録が残っています。そうした時代を紐解く上で実に興味深い作品であり、そして特に第3部で劇的に受難の物語を描くあたりはロマン派でなければ書けなかったもので、聴き逃せません。フランスの音楽祭における拍手入りライヴ録音。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557635-36 |
歌曲やバラードの作曲家として知られるレーヴェ。2019年の没後150年を記念し、知られざる作品の演奏、録音がドイツを中心に盛んに行われています。このアルバムに収録された受難オラトリオ「新約のいけにえ」もそんな作品の一つ。レーヴェは15作のオラトリオを残しており、いずれも1820年台、彼が最も活躍していたシュテッティーン時代に作曲されたもので、当時復興が進んでいたバッハ作品の影響を強く受けています。この演奏でソリストを務める4人の歌手と指揮者グロッパーは、いずれも宗教音楽を得意としており、美しい響きで知られるラルパ・フェスタンテとともに“知られざる作品”の真価を問うべく素晴らしい演奏を披露しています。(2019/04/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1706 |