ハートマン, ジョルジュ(1843-1900)
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ヴェルディ、プッチーニ、マスカーニ、そしてマスネ。4人の偉大なオペラ作曲家による美しいアリア、デュエット集です。指揮をしているのは、イタリア出身で、2004年以来コヴェントガーデン、ロイヤルオペラハウスの合唱指揮を10年間務めた重鎮、レナート・バルサドンナ。オペラの隅々までを知り尽くした彼による演奏は、オーケストラの艶やかな響きと歌の見事な融合であり、聴き手を陶然とさせるほどの魅力を有しています。あまり聴く機会のないプッチーニの《エドガール》や、マスカーニの《友人フリッツ》のアリアも聴きものです。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :Royal Philharmonic Orchestra |
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カタログ番号 | :RPOSP053 |
65歳になったジーリは55年にカーネギー・ホールで3回にわたる引退リサイタルを行いました。このCDはその3回の演奏会の模様が収められた、ザ・ジーリ・エディションの完結編です。彼のトレード・マークであった甘い声、自然な呼吸のように流麗にメロディー・ラインを構築する技、張りのある高音、そしてなにより弱声の際立った美しさ、それらはカーネギー・ホール最後の舞台においても、全く衰える兆しを見せませんでした。取り上げられた曲は、いずれもそういったジーリの唱法がいかんなく発揮される曲ばかりですが、とりわけトラック[6]の「ローエングリン」の耳元で囁くかのような弱声は、「引退記念」というイベントを抜きにしても、名唱の筆頭に数えることができるでしょう。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111104 |
20世紀前半に活躍したテノールは美声の持ち主と決まっていましたが、なかでも声の甘さでぬきんでていたのはジーリでした。(ほんのわずかに発声の頭に「あや」をつけるのも魅力の一つでありました。)カルーソー亡き後、長らくイタリア系のテノールのトップの一人として、メトのちにヨーロッパを中心に活躍し、第2次世界大戦中の一時引退の後、歴史的カムバックを果たし、1957年に亡くなる2年前まで現役として君臨しました。このCDに収録されているのはそのカムバックの後のもので、音質的にも優れ、彼の美声をよりよく伝える一枚といえましょう。ポピュラーソングにおいても歌い崩すことのないところに、彼の歌に向かう実直な姿勢も見て取れます。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111101 |
毎週日曜日、スタンダード石油の提供でサンフランシスコからラジオ放送されたコンサート番組「スタンダード・アワー」。すでにナクソス・ヒストリカルでは同番組からビョルリンク夫妻、フラグスタート&スヴァンホルムの回がCD化されていますが、このCDに収められたのはイタリアの名歌手、テノールのフェルッチョ・タリアヴィーニ(1913-95)とソプラノのピーア・タッシナーリ(1903?-95)のおしどり夫婦が出演した回の放送です。ここではイタリアの作曲家オレフィーチェの珍しいオペラ《ショパン》から3曲が歌われており、資料的にも貴重な記録です。(山崎浩太郎)(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110144 |
舞台は18世紀後半。若き詩人ウェルテルは従妹のシャルロットに激しい恋心を抱くが、許嫁のアルベールの存在を知り絶望する。結婚し幸せな二人を目の当たりにして更に苦悩するウェルテルは別れを告げるが、シャルロットも彼を忘れられない。クリスマスイブ、遂に二人は愛を確認するがウェルテルはピストルで自殺する。外には子供たちのクリスマスを喜ぶ声が・・・。欧米では人気の高いマスネのオペラの中でも、美しい間奏曲やアリアが連続する「ウェルテル」。ワーグナーの影響も見逃せないところです。フランス人指揮者と同国の管弦楽団によるライブ録音です(拍手入り)。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660072-73 |
【奥深い人間味が滲むバリトン版ウェルテル。仏歌劇界の名歌手たちと才人指揮者の名演!】1892年2月にウィーンでドイツ語台本によって初演され、同年末にジュネーヴで仏語版初演を迎え、フランス近代歌劇史に不滅の地位を築いたマスネの傑作《ウェルテル》。評判はすぐ欧米諸国へ及び、ドビュッシーの歌劇《ペレアスとメリザンド》が初演を迎えた1902年には、作曲家の拠点パリから遠く離れたサンクトペテルブルクでも上演されています。この時主役を歌ったのは「イタリアの栄光」の綽名で知られた名歌手マッティア・バッティスティーニ。しかし彼の声域はバリトンで、マスネはこの時バッティスティーニに合わせ、本来テノール向けのタイトルロールをバリトンに移し替えた特別版を作成しました。その後ウェルテルを当たり役に持つテノールの名歌手たちが続々登場したためバリトン版は歴史に埋もれてゆきましたが、20世紀末にトーマス・ハンプソンなど何人かがこの稀少なヴァージョンを取り上げ、恋に悩む若者の思いを細やかに綴った19世紀音楽ならではのドラマが際立つその魅力に光を当てています。知られざる19世紀音楽の発掘紹介に熱心なロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)は今回この稀少版の主役に現代屈指の19世紀音楽解釈者タシス・クリストヤニス、ウェルテルが想いを寄せるシャルロット役に今を時めくヴェロニク・ジャンスを迎え、ラモー以前の古いフランス音楽の蘇演で高い評価を博してきたハンガリーの指揮者ジェルジ・ヴァシュヘージと共に新録音を制作。時にピリオド奏法も意識しながらのオーケストラが繰り出す緩急自在の高雅な響きと共に、ドラマティックかつ深々とした味わいに満ちた「バリトンのウェルテル」ならではの魅力を最大限に味わわせてくれます。Bru Zaneレーベルの常で図像史料満載のブックレット(仏・英語)も充実。傑作の魅力の秘訣を思わぬ角度から深く知ることのできる、歓迎すべきリリースと言ってよいでしょう。(2024/05/24 発売)
レーベル名 | :Bru Zane |
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カタログ番号 | :BZ1056 |