メルク, ヨーゼフ(1795-1852)
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19世紀前半のウィーンで「最も傑出したチェリスト」として名を挙げたヨーゼフ・メルク(1795-1852)。あのベートーヴェンの三重協奏曲も彼が積極的に演奏し(彼のために書かれたのではない)曲の名声を高めたのです。また、あのショパンの初期の名作「序奏と華麗なるポロネーズ」もメルクに献呈されています。このアルバムに収録されているのは「作曲家」としての仕事であり、当時全盛を誇っていた「オペラのモティーフを器楽曲に編曲する」シリーズが中心に聴くことができるものです。良く知られた名旋律がチェロで朗々を歌われるのを聴くと、やはり人の声とチェロの音色は親和性を持っているのだな。思われる方も多いことでしょう。トラック1の「エアと変奏曲」は副題に"愛好家=アマチュアのために"と記されていますが、とてもアマチュアの手におえる作品ではないところもご愛嬌。演奏しているのはメルクの良き理解者であるチェリストのマルティン・ルンメル。彼は他レーベルにも「20の練習曲」を録音するなど、この知られざる作曲家の普及に努めています。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572759 |
19世紀前半のオーストリアで、最も影響力の強いチェリストであったヨーゼフ・メルク。彼はウィーンで生まれ、最初はギターとヴァイオリンを学んでいましたが、15歳の時にイヌに左手を噛まれたことが原因で、ヴァイオリンからチェロに転向。瞬く間に才能を開花させました。シューベルトやショパンとも交友を持つなど、当時の音楽界で高い知名度を誇り、技巧的なチェロのための作品を数多く残しています。オペラのメロディをアレンジした作品が知られていますが、この練習曲はチェロを演奏するために必須とされる技術を習得しながら、音楽性も養える優れた教本として知られており、ルンメルもこの曲集を単なる練習曲ではなく「芸術性の高い小品集」として演奏しています。以前Musicaphonレーベルから発売されていたアルバムの移行盤です。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0086 |