ザンドナーイ, リッカルド(1883-1944)
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(2009/05/13 発売)
レーベル名 | :Arthaus Musik |
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カタログ番号 | :101363 |
内戦の続く13世紀のイタリア、ラヴェンナ。ポレンタ家の誇り高く美しい娘フランチェスカと、マラテスタ家の長男ジョヴァンニ(ジャンチョット)の政略結婚が進められています。フランチェスカを訪れたマラテスタ家の使者は、ジャンチョットの美しい弟パオロ。パオロに一目ぼれし、自分の結婚相手だと思い込んだフランチェスカは有頂天。しかしパオロは、フランチェスカをジャンチョットに嫁がせるための囮でした。そして騙されてジャンチョットの妻とされたフランチェスカは、戦いから凱旋したパオロに再び惹かれ、二人は一線を越えてしまいます。その不貞をジャンチョットに密告したのは、やはりフランチェスカに思いを寄せる末弟マラテスティーノ。嫉妬に狂ったジャンチョットは密会の場に乗り込み…ダンテの『神曲』地獄編に登場するポレンタ家のフランチェスカとマラテスタ家のパオロの悲恋の物語は、数々の文学、音楽、美術作品の題材となっています。本作はそれらの作品の中のひとつダンヌンツィオの戯曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』を原作として、音楽出版社リコルディの2代目オーナーで文筆家のティト・リコルディが台本を執筆。リッカルド・ザンドナーイがこれに作曲し、1914年トリノで上演されました。本作では、一人の魅力的な女性を巡り、殺し合いに至る兄弟たちの相克を演出家クリストフ・ロイがシンプルな舞台を背景にドラマティックに描いています。フランチェスカ役を演ずるのは、2020年のオーパス・クラッシック賞受賞作品、コルンゴルトの歌劇《ヘリアーネの奇蹟》のタイトル・ロールを歌った人気ソプラノ、サラ・ヤクビアク。彼女を巡る3人の兄弟に、本作でベルリン・ドイツ・オペラにデビューを飾った、新星テノール、ジョナサン・テテルマン(パオロ役)、2017年に来日し、ヴェルディの歌劇《オテロ》のイアーゴ役を演じて好評を博したイヴァン・インヴェラルディ(ジャンチョット役)、欧州のオペラシーンで大人気のチャールズ・ワークマン(マラティスティーノ役)を配し、イタリア・オペラを中心に活躍するカルロ・リッツィがこの作品からベリズモ・オペラの音楽の系譜に連なりつつも、ときにワーグナーを想起させる重厚な響きをオーケストラから見事に引き出しています。(2022/02/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :NBD0142V |
13世紀ラヴェンナに実在した領主の娘、フランチェスカ・ダ・リミニは、ダンテの「神曲」地獄篇に登場することで知られています。領地の争いを回避するために、醜い男ジョヴァンニの元に嫁ぐことになった彼女ですが、彼女の父親の企みにより、偽装結婚の相手であるジョヴァンニの弟パオロに魅かれてしまいます。もちろんその不義を許すはずもないジョヴァンニによって2人は殺されてしまうというお話で、この物語には多くの芸術家たちが思い思いの肉付けをしています。音楽ではチャイコフスキーやラフマニノフがそれぞれ素晴らしい作品に仕立てていますが、このザンドーナイ(1883-1944)によるオペラは、元々の短い詩に、たくさんの脇役やエピソードを付け加えた説得力ある物語となっているのです。1914年に初演された時は大成功を収めています。今回の演奏では、日本にも来日経験のある名ソプラノ、クリスティーナ・ヴァシレーヴァがヒロインを熱唱しています。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777960-2 |