アーノルド, マルコム(1921-2006)
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(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :LPO |
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カタログ番号 | :LPO-0011 |
映画音楽や管弦楽曲での成功が大きいせいか、アーノルドの室内楽への注目度は高くありません。しかし、多くの作曲家たちが才能の真髄を注ぎこんだ弦楽四重奏というジャンルで、やはりアーノルドも名作を残してくれていました。30歳になる前の「第1番」は妥協の無い、タフな内容で、ヒンデミットやバルトークの影響も見られます。50歳を超えて完成した「第2番」の聴衆に媚びることの無い厳しい音楽は、アーノルドが達した高みを証明するもの。初期の作品で当盤の収録曲中では最もわかりやすい「幻想曲」で締め括ります。マッジーニ四重奏団による英国音楽の演奏は、いつもながら、これ以上のものを想像できないほど見事です。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557762 |
作曲者立ち会いの下に録音が進められるナクソスのアーノルド・シリーズ、今回はまず「第4番」からお聴き下さい。作曲当時は目新しかった南米の打楽器を入れた編成のカラフルなサウンドと、唖然とするほど気楽な主題が耳を刺激する第1楽章、いたずらっぽい第2楽章、嵐の前の静けさの第3楽章を経て、作曲者自身「クレージー」と形容する大騒ぎの行進曲が聴ける第4楽章、こりゃたまりません!「第3番」の方はよりシリアスで、アーノルドの気楽さとシベリウスの冷気が共存しますが、トランペットとティンパニの活躍は、やっぱりアーノルドしてます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553739 |
20世紀にあっても古典的形式にのっとり、調性に基づいた作品を大量に産出し続けたアーノルドですが、それらは常に聴衆の耳を楽しませる娯楽性と同時に、安直な協和音の垂れ流しやクロスオーヴァー路線とは一線を画した真摯な「クラシックらしさ」を持ったものです。この紙面ではとても語り尽くせない豊かなアイデア満載2曲の交響曲は、「映画音楽としてもイケなくはないが、それより大分へヴィー」といった塩梅で、前衛性を求める向きの方以外は、その新鮮な響きとリズムに目を見張ることでしょう。甘い旋律とオーケストレーションがとろけるように美しい第5番の第2楽章や、大胆な打楽器の用法とボサ・ノヴァのリズムが緊張感を煽りたてる第6番の第2楽章など、聴き所はあり過ぎて紹介に困ってしまいます。(2001/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.552000 |
映画音楽等も多数手掛け、20世紀にあってきっちり調性を持った音楽を書きつづけたアーノルドですが、本盤収録の2曲は、多岐にわたる彼の作風の中でも、最もシリアスなものに属するといってよいでしょう。お得意の絶妙なオーケストレーションも、単なる華やかさの演出というよりも、手の込んだ難解さを感じさせるものとなっています。交響曲第7番は大変に陰鬱な響きが支配的ですが、特に第2楽章での静謐から咆哮へとじっくり盛り上がる緊張度の高い音楽は、聴いていると身の引き締まる思いがします。交響曲第8番も不思議な曲で、例えば第1楽章での素朴な民謡風の行進曲と要素と、20世紀的なおどろおどろしい響きの交錯は、いつまでも耳に残ります。(2001/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.552001 |