バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)
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クラシックとジャズの分野で目覚ましい活動をするクロマチックハーモニカの世界的名手ジャンルカ・リッテラが、ルネサンス期の作品やバッハの「ゴルトベルク変奏曲」の抜粋、ジャズ界のレジェンド、チック・コリアやチャーリー・パーカーの曲から、タンゴ「ラ・グンパルシータ」まで多彩な作品を演奏した1枚。彼がこの録音に使用したのは、全てスズキブランドの「バスハーモニカ」「コードハーモニカ」「クロマチックハーモニカ・シリウス」「クロマチックハーモニカ・クロマティクス」で、これらの楽器を駆使しながら、各パートを多重録音してユニークなアンサンブルを生み出しています。ハーモニカの多様性と楽しさをとことん追求した1枚です。(2024/03/22 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7996 |
稀代のショパン弾きとして知られるコルトーですが、彼のレパートリーは実に多彩です。このアルバムには、メンデルスゾーンとフランクが中心に収録されており、その才能の一端を遺憾なく知ることができるでしょう。例えば、コルトーは「フランクの第1人者」として知られていたことをご存知ですか?フランクのピアノ曲は作品自体が地味で、あまり演奏される機会も多くないのですが、コルトーほどの名手の手にかかると、複雑な対位法や、きっちり構築された和声の素晴らしさと、味のあるメロディを心から楽しむことができるでしょう。(2010/12/15 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111381 |
20世紀前半を代表するピアニストの一人、アルフレッド・コルトー(1877-1962)。彼はフランス人の父と、スイス人の母のもと、スイスに生まれ、幼い頃から音楽教育を受けました。パリ音楽院予備科では、高名なルイ・ディエメに師事、しっかりとした基礎を築いたのち(とはいえ落第経験もあり)、ピアニストとしてデビューします。若き頃はワーグナーの作品に傾倒し、1896年から1897年まではバイロイト音楽祭の「合唱、歌手のトレーナー」など助手を務め、やがては指揮者として「神々の黄昏」のフランス初演を行うほどのめり込んだというエピソードはよく知られています。その後は、ジャック・ティボー、パプロ・カザルスとともにカザルス三重奏団を結成、1920年代後半まで素晴らしい活躍をします。教育者としても実績を誇り、1919年には自身の理想を実現するために「エコールノルマル音楽院」を設立、精力的に後進の指導に当たったことでも知られています。この一連の編曲集は、彼自身が提唱した「健全な技術的基礎」を構築するために書かれたものであり、ホロヴィッツの編曲のような自らの技巧を誇示するためのものとは若干意味合いが違うと言ってもよいでしょう。ただし、フランクのヴァイオリン・ソナタは超難曲です…。(2013/07/19 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP641 |
2010年に建立されたばかりの「オーストリアで最も美しい」25のストップを持つ新しいいオルガンに捧げられたこのアルバムは、コレッリなどのバロック時代を作品も、レーガー、フランツ・シュミットのような後期ロマン派の作品も万遍なく響かせます。演奏するのは、1960年ミュンヘン生まれのオルガニスト、ブレムベック。1987年にチェリビダッケに認められ、彼がバッハなどの鍵盤楽器を要する作品を演奏する際には必ず起用されたという、チェリお墨付きの名手です。指揮者としても活躍していますが、やはり本領はオルガンにあり、ここでも納得の演奏を聴かせています。(2012/05/09 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC419 |
【ミカラ・ペトリ、ヒレ・パール、マハン・エスファハニ。3人の名手が探る18世紀におけるコレッリの影響】1653年イタリア生まれのヴァイオリニスト・作曲家アルカンジェロ・コレッリ。13歳でボローニャに移り17歳で「アカデミア・フィラルモニカ」の会員になりヴァイオリンの演奏と作曲を学びます。パリからイタリアでヴァイオリン奏者として成功を収め、1681年にはバイエルン選帝侯の下に仕え、1681年にトリオ・ソナタ作品1を発表。この「ヴァイオリンなどの旋律楽器、通奏低音を受け持つ低弦楽器とチェンバロ」で構成されたトリオ・ソナタの形式はコレッリが完成したものとされ、当時のヨーロッパ各国の作曲家たちに多大な影響を与えました。このアルバムでは、コレッリの代表的なトリオ・ソナタと、バッハ、ヘンデル、テレマンがコレッリに倣って書いたトリオ・ソナタの数々を収録。軽やかな旋律はミカラ・ペトリがリコーダーで演奏し、ヒレ・パールのヴィオラ・ダ・ガンバがこれを支え、マハン・エスファハニのチェンバロが旋律を彩っていくさまは見事という他ありません。コレッリ作品の持つ影響力の大きさをまざまざと感じさせる選曲も興味深いものです。アルバムの最後には、コレッリの極めつきともいえる、18世紀に異例のヒットを放ったテーマによる人気曲「ラ・フォリア」が置かれています。ミカラ・ペトリはこの録音のために、通常より低いピッチの"特別な"リコーダーを準備。レーベルが誇る高音質録音によるくっきりとした音も魅力です。(2023/10/13 発売)
レーベル名 | :OUR Recordings |
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カタログ番号 | :6.220682 |
音楽好きで知られたザクセン=ヴァイマール公国の君主、ヨハン=エルンスト公は当時この地の実権を握っていたヴィルヘルム公の弟で、J.S.バッハも私設オーケストラに半年間務めたという経緯があります。このヨハン=エルンスト公の息子エルンスト公2世(1696-1715)も少年時代から非凡な楽才を発揮し、天才貴公子として知られていました。バッハは彼のヴァイオリン協奏曲の中から2曲をオルガン用(BWV592、595)に、3曲をチェンバロ用(BWV982、984、987)に編曲し、オルガン独奏用に編曲されたBWV592を、さらにチェンバロ版したものが592aとなります。このアルバムでは、原曲である公子のヴァイオリン協奏曲を6曲全て収録、18歳という若さでこの世を去ってしまった知られざる天才の作品が完全な形でお聞きいただけます。(2016/02/24 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777998-2 |
「音楽界の異端児」エリック・サティのピアノ曲集 第4集。フランスで100年以上もの歴史を持つ出版社サラベールの新版を用いてサティのスペシャリスト、ニコラス・ホルヴァートが演奏しています。今作は1897年から1906年に作曲された曲を収録。この頃はモンマルトルからパリの郊外アルクイユに引っ越し、毎日、歩いてパリの酒場までシャンソン歌手のピアノ伴奏に通う傍ら、様々な芸術家たちとも交流を持ち、数々の歌曲が生まれるなど実りの多い時期でした。アルバムにはいくつかの世界初録音を含む、劇やパントマイムのための音楽が散りばめられています。また代表作「ジュ・トゥ・ヴー(あなたが欲しい)」も収録。サティの柔和な表情も楽しむことができます。(2019/11/08 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP823 |
現在NAXOSレーベルで、その将来を最も嘱望しているヴァイオリニストがこの楊天堝(読みはティアンワ・ヤン)。もちろんクラウス・ハイマンも彼女の才能には一目置いています。音楽性、技巧、どれを取っても文句なしですが、何より彼女の演奏には華があり、また音色も涙が出るほどに美しいのです。ここではサラサーテ(1844-1908)が他の作曲家の作品をヴァイオリン曲に編曲したものを集めています。いわば「リストのトランスプリクション集」のような曲集。しかし、彼女の手にかかると、まるではじめからヴァイオリンのために書かれたかのように美しく響きます。ショパンの夜想曲など、こちらが原曲?と思うほどの完成度の高さです。サラサーテの編曲の妙、そして彼女の美音。そしてピアノのハドッラ。これらが融合することで最強の調べが生まれました。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572709 |
ストラスブール生まれのベテラン女性ピアニスト、エリザベス・ソンバート。7歳でピアノを始め、ストラスブール高等音楽院に入学、11歳のときに初の公式コンサートに出演し注目を浴びました。一時期はブエノスアイレスでブルーノ・ゲルバーに師事、マインツではセルジュ・チェリビダッケの元で、10年間にわたって音楽現象について学んだという経歴も持っています。現在は教師として活躍する傍ら、可能な限り、多くの人々にクラシック音楽を聴いてもらいたいという思いから1998年に「レゾナンス財団」を設立、7カ国でアウトリーチ・プログラムとピアノ・スクールを開催しています。このアルバムはピアノ協奏曲の「緩徐楽章=ゆっくりとした楽章」だけを集めたアルバム。色々なアルバムからのコンピレーションではなく、この録音のためにロンドンのアビーロード・スタジオを使って、ロイヤル・フィルハーモニーの共演のもと、ソンバートが美しいメロディを奏でています。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Royal Philharmonic Orchestra |
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カタログ番号 | :LYD002 |