バッハ, ヨハン・ゼバスティアン(1685-1750)
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アメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「バッハとそれを越えて」のシリーズ第1弾です。タイトル通りJ.S.バッハから21世紀の作品までを均等に扱うことで音楽史を俯瞰するというプロジェクトであり現代音楽好きの人にも満足できる内容であることは間違いありません。バッハのシャコンヌが現代の作曲家にどのような影響を与えているかを考えるだけでわくわくしませんか?PART1ではバッハの作品の間にイザイとサーリアホ、マッツォーリの作品を挟みこみます。イザイの作品は明らかにバッハのオマージュですがサーリアホやマッツォーリの作品からはなんとなくバッハの残滓が感じられる程度です。しかしどんなに歪曲されてもバッハの本質は透けてみえてくるのかもしれません。ジェニファー・コーは恐ろしいまでの集中力でこれらの曲に真摯に向き合い各々の曲に命を吹き込みます。(2013/02/20 発売)
レーベル名 | :Cedille |
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カタログ番号 | :CDR90000-134 |
時間を超越する音楽の旅の始まりです。バッハのシャコンヌの普遍的な順序、イザイのバラードに見られる胸の鼓動のようなテンション、ベリオ「ゼクエンツァ」の永久に続くかのような繰り返し、パガニーニでの短い動機が拡大し変化する姿、ロックバーグの破壊的なまでの変容、エルンストでは美しく飾り付けられていくバラの花、ブレムでの耳に残る執拗なリズム・・・そしてメシアンでの止まりゆく時の流れ。極めて多くのことを語りかけるストーリー性を持ったアルバムです。
オーストリアに生まれた中国系のヴァイオリニスト、ダニエル(ハオ=ミン)・ドッズは5歳でデビュー、数多くの奨学金を得て、スイスに留学しました。ミルシテインのマスター・クラスに参加した時はミルシテインから「まるでパガニーニの孫のようだ」と絶賛されたと言います。現在では室内楽、ソロの両面で活躍し、世界中で名声を博しています。現在は、ルツェルンの財団から貸与された1717年製のストラディヴァリウス「EXバウムガルトナー」を愛奏。滴る美音がたまりません。(2012/05/09 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC832 |
ロマン派以降の作曲家・ピアニスト達の多くがバッハの作品をピアノ用に編曲しましたが、一言で「ピアノのための編曲」と言っても、基本的に単音のヴァイオリン曲に独自の和声による色彩を加えたり(ラフマニノフ編曲)、オルガンの足鍵盤の重厚な低音の効果がピアノでも発揮できるようにしたり(リスト、ブゾーニ編曲など)と、千差万別です。特殊なところでは、オルガンのオクターヴ・カプラーと同じ役割を持つ「カプラー・ペダル」の付いた特注のピアノ用に編曲された、タウジッヒ~ムーアの編曲でしょう。ピアノを極めた名人達の、ピアニズムの肖像群とも言うべき一枚。ルービンシュタインがホロヴィッツと異なる版を弾いているのも、必聴です。(2001/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110658 |
リスト、ブゾーニ、ゴドフスキー、ラフマニノフと、大バッハの作品を現代ピアノ用に編曲した音楽家たちは枚挙に暇がありません。重音で補完したものから、ピアニスティックなフィギュレーションを華麗に盛り込んだもの、和声を大胆に変更したものと、手法はさまざまであっても、いずれも編曲者の腕の見せ所でもありました。片や演奏するほうも、レジスターの代わりに3本のペダルを駆使して、それらの編曲を現代のピアノの特性を最大限に生かしながら演奏することに挑んだのでした。このCDは、高名なピアニストのみならずあまり知られていない編曲の達人によるものも含まれており、わけても珍しいペトリ版のBWV.906がトラック4に収録されています。(2007/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111119 |
「主よ、人の望みの喜びよ」ほど日本人に愛好されているバッハは無いかもしれません。そして何故こんな簡潔な曲が感動を与えてくれるのか不思議な「メヌエット」。この2つの巨大な小品が気に入ったら、他の曲にも触れてみてください。快活な両端楽章と歌いぬく中間楽章の対比がいい「イタリア協奏曲」、悲しみと喜びが同居する「カプリッチオ」、ピアノの初級者なら必ずお世話になる「フランス組曲第5番」と上級者のレパートリー「パルティータ第2番」(共にリュプザムの演奏が超個性的で興味津々)など。音楽の限りない喜びいっぱいのバッハをお楽しみください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554041 |
このアルバムはシュナーベルのJ.S.バッハの商業録音を全て含んだものです。シュナーベルのレパートリーはあまり広くなく、どちらかというと、シューベルトやベートーヴェン、モーツァルトなどを得意としていた彼にとっては、バッハはあまり親密な作曲家とは言えなかったようで、ハ短調のトッカータでも特異な解釈を繰り広げています。とは言え、死の前年に録音された「前奏曲とフーガ ニ長調」の穏やかな美しさは一聴に値するものです。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111286 |
後に鍵盤楽器の王者として君臨するピアノが産声をあげた頃、ハープシコード(チェンバロ)はまさにその絶頂期を迎えていました。後期バロックを代表する巨匠3人の手による、ハープシコード作品を収録した当盤は、その最高の果実のダイジェスト版といってよいでしょう。今日ではピアノでも演奏される機会の多い楽曲も含まれていますが、特にオリジナル楽器のファンでなくとも、やはり独特の輝かしい音色を持つ作曲当時の楽器による演奏には、格別の味わいがあります。またバッハの2曲は、今日ではピアノ学習用にもよく用いられる楽曲なので、ピアノ学習者のハープシコード入門としても最適の1枚です。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554724 |
ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編曲作品集は、音楽的にも音質的にも優れていて、多くのファンから絶大なる支持を得ています。例えば、ワーグナーの「指環」からの音楽集に於いて、なんと多重録音を用いて2台のオルガンの華麗なる音の饗宴を聴かせたり、他のアルバムではムソルグスキーやストラヴィンスキー、ラフマニノフと言ったロシアの重厚過ぎる音楽を、オルガンの音色に移し替えています。ここではバッハの諸作品を演奏していますが、これも一筋縄では行きません。明晰な響きが求められる流麗な「イタリア協奏曲」をオルガンで演奏するなんて、これは確かに暴挙?ですが、これがとにかくスゴイのです。ピアノ版で奏されることの多い「シャコンヌ」もオルガンで聴くとまた一味違います。音質の素晴らしさも特筆もの。体中が喜ぶ1枚です。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC634 |